落ちた直後に目を背けると受験うつを誘発する!【受験勉強の医学講座!】
毎日、配信中の「受験ストレス対策ひと口メモ」から、今日は、こちらをプラスアルファ解説!
【受験に勝つ医学171】
受験の再チャレンジは落ちた直後が重要!
勉強は休んでいいが、次の目標と1年間の勉強計画はすぐに立てる。
目を背けると、受験うつに移行する!
【解説】
受験が残念な結果に終わった場合、直後の対応が、ものすごく重要です。
対応を間違えると、モチベーションがいつまでも上がらず、受験うつを発病してしまって、一生を台無しにしてしまう受験生も多いのです。
試験の直後は、心身ともに疲れているので、しばらく休むのは大切なことです。
でも、次の目標と1年間の勉強計画はすぐに立てるべきです。
受験から心理的に目を背けると、実は脳の中では、逆にネガティブな感情が定着するということが、最新の研究で明らかになってきました。
実際、アメリカの同時多発テロでは、悲惨な体験から目を背けた人のほうが、PTSDの発症率が高かったのです。
悲惨な体験と向き合い、眠れない日々を過ごした人のほうが、結果的に立ち直れました。
これは、急性期に向き合ったほうが、慢性化しないためです。
同じことが受験でもいえます。
勉強は1ヶ月ほどは休んだほうがいいのですが、受験そのものには、心理的に向き合うべきです。
そのためには、志望校の選択や、一年間、どんな勉強を、どんなふうにヤルかを考えることです。
その場は辛いのですが、受験うつを予防し、1か月後を目処に高いモチベーションが回復するので、結果的勝利を手にできます。



