もしかしたら一年で一番人々が優しくなれる日かも
知れない・・・クリスマスイブ。
いつもはそっけない素振りを見せている
都内の街角のあちこちで・・・あふれる笑顔、笑顔。
人ごみと都会が苦手な私ですが、
昨日のレッスン終了後に電車でGO！
街ゆく人の楽しそうな光景を横目で見ながら、足早に。
自分へのクリスマスプレゼントとして行ってきました！
私プロデュースによる自分へのごほうびです。
きりく・ハンドベルアンサンブル クリスマスコンサート2013
ハンドベルの澄んだ音色。
これはもう、次元の違う・・美しさです。
生で聴くとさらに引き込まれます。
素晴らしい演奏でした。
鍵盤楽器とはまた違う音色。
通常よりも少人数で奏でるベル。
音そのものが持つ魅力だけではなく、
どこまでベルで歌えるか。
きっとね、演奏者が自分たちの出す音に対して
ものすごく厳しいんだと思うんです。
極限まで追い詰めて突き詰めて、のベル・カント。
・・・私にはその音が「美しい歌」に聴こえました。
（
開演前。ものすごい数のベルとチャイムが並んでいます。）
【プログラム】
まぶねのなかに （クリスマスキャロル）
主キリスト、神のひとり子 （バッハ）
アヴェ・マリア （カッチーニ）
パッサカリア （ヘンデル）
主よ人の望みの喜びよ （バッハ）
リベルタンゴ （ピアソラ）
ソーラン・ファンタジア （山岸智秋）
鳥の歌 （カタロニア民謡）
そりすべり （ルロイ・アンダーソン）
クリスマスソング （メル・トーメ）
ハッピークリスマス （ジョン・レノン）
チャールダーシュ （モンティ）
オー・ホーリーナイト （アダン）
～アンコール～
グリーンスリーブス
もろびとこぞりて
きよしこの夜
（休憩中の一枚。演奏中は撮影禁止です。）
まるで超難解なパズルのよう。
曲間も休憩中も、とにかくベルの配置を素早く正確に
行っています。それを見ているだけでも、美しい。
というか面白い。私の場合ひと時も飽きない。
演奏者は8人。（ときに9人）
アクロバティックなだけじゃないんです。
それは理想の音を追求した結果の動きであり、
奏法なのですね。
だから、聴いていて＆観ていてなんの違和感も
ありませんでした。
クワイヤーチャイム（一番手前）たちもたくさん使っていました。
打楽器の小物（ムチ、ウッドブロック）も効果的に。
ハンドベルの奏法で、こんなのもアリなのか～！という
目を見張るコトもてんこ盛りありました。
その全てに無駄がなく、
紡ぎだされる音色は洗練されており。
楽曲本来の持つ魅力も美しさも
存分に発揮されていました。
普通、ベルの演奏を聴いていると
楽しいけれどドキドキします。
一人で全てを表現するのではなく、
仲間とのアンサンブルだから。
メロディを際立たせることも、デュナーミクやアゴーギク、
アーティキュレーションも、複数の人間同士でベルを
持ち替えながら上手く表現するのは至難の業。
・・・だと思います。
実際に私はベルをやったことがないので、
偉そうには言えないのですが。。
それでも、きりくさんのメンバーの笑顔の下に隠されている
であろう極限の努力を感じながら、ゾクゾクしていました。
目の前で展開されている演奏は、
これはもう世界トップレベルだと。
次元の違う芸術だと。
低音のベルは、本当に重労働！
バケツじゃないよ。一番低音のB♭のベル。
水入りのボール。
これを使って、あんなことをするとはっ。
その音色の変化に驚きました。
ときに、あまちゃんになったり、トナカイやサンタに扮したり。
演出も楽しくって粋でした。
来年、また行きたいなぁ。
これはもう、一度聴いたらしかも生で聴いたらヤミツキに
なること間違いなしです。
いつか娘にも聴かせてやりたいと思いました。
子供連れもたくさんいらしてましたが、
障がい児・者は・・どうかな～？
もし連れて行けたなら、Jの場合、
最前列でガン見しそうですけれど(^_^;)・・・。
自分の心の充電・・・満タンです。
ブラボー！きりくさん。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
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