講義中の話の意味が「ようやく今頃になって分かってきました」と嬉しい報告 | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

新年明けましておめでとうございます。昨年もいろいろとお世話になり、ありがとうございます。今年の帰省は、有楽町の火災の影響で新幹線に乗車後も大幅に遅れ、新山口駅から7時間弱の乗車。

自宅にはヘトヘトになってたどり着きましたが、新横浜駅から自宅までは徒歩圏内のため、乗り継ぎや終電を気にすることもなかったのは幸いです。


年末は、妻の実家の近くにあるお寺さんへ「除夜の鐘」を撞きに行くことができ、年越しそばまでご馳走になり、ちょっと得した気分でした。除夜の鐘を撞くのは、生まれて初めての経験で、合掌してから撞くというのも、初詣の参拝のような気分で嬉しかったです。



そして、1月2日の山口湯田温泉での新年会。参加者全員で温泉にも入り、まさに裸の付き合い(もちろん男女別々)。あわせて同じホテルに宿泊するということもあり、帰りの時間も気にせずいつもながらに楽しい新年会となりました。

 東京、福岡、山口、愛媛、横浜から集まったクラス新年会で、昨年は合格者も輩出でき、前回、学問の神様である菅原道真公を奉った「防府天満宮」に初詣に行ったご利益を感じた会となりました。
さらに、岐阜出身の「所 郁太郎」と「湯田温泉」「井上馨」との意外なつながり。
「美濃国赤坂」が、まさか私の祖先と関係のある地域だとは思いもよらず、湯田温泉の「井上公園」にある「所 郁太郎顕彰碑」を読んでびっくりしましたが、新年早々嬉しい情報を収穫しました。

講義のなかで、この所郁太郎の話をしたことがありますが、医者だったため、「美濃」は「岐阜」であり、「所」という名字がたまたま同じだけで、私のルーツとは「全然関係ない‥」と一人で突っ込んでいました。この「全然関係ない‥」という一人突っ込みも、今では懐かしいです。
苦し紛れに、医者も法律家も「人を助ける」という点では共通していると私が講義のなかで話していたと、その新年会で指摘され、クラスの仲間等と解散後、家族で今回の顕彰碑を訪ねる運びとなった次第です。



昨年は、司法書士として転身を果たすべく、出来る限り前職に未練を残さないためにも、合格祝賀会や沖縄スタディツアーにお誘いはいただきましたが、あえて参加しないでいました。祝賀会は私と会える最後の機会だと思って、多くのクラスの方たちが一所懸命に勉強し合格を果たし、講師をしていた25年間で一番合格の報告を受けた年にもなりました。


司法書士の資格は、司法試験不人気の煽りを食らって、最近は人気も翳りがちで、しばらくは受験者数も減ります。でも、そういった状態の今にこそ、合格を果たし、独立開業に向けて準備をしておくべきです。景気の流れを振り返ると、人気が出始めた頃に目指していたのでは受験者層も優秀な人が多く集まり、合格は難しくなります。仮に合格を果たしても、すぐには独立できず、その景気の波に乗れないものです。
だったらいつやるか。「今できない人は、後になってもできないものです‥」


「どうせ、資格を取っても‥」といって投げ出し、止める人が多くなるのも、この不景気で仕事が少ない時期です。ですが、昨年は、そこであきらめずにコツコツと地道に続けた人が多く合格を果たしています。年賀状にも、講義中の話の意味が「ようやく今頃になって分かってきました」と嬉しい報告が多くなっています。
そういった苦しくて厳しい状況のなかでも耐えていける人が、本当に人の役に立てる人であり、他人から信頼され期待される法律家としての司法書士になっていけるのです。