一年で一番寒い時期です。


冬至も大寒も過ぎましたから、季節は春へと向かっているはずですが


早朝と夜中の寒さが堪える今日このごろです。


さらに、乾燥しているので風邪やインフルエンザにかかりやすいですね。


それでも例年よりは体調を崩す生徒さんは少ない気がします。


元気が何より!健康あってこそのレッスンです。



さて、この寒くて乾燥バリバリの季節「も」ピアノにとっては


厄介なものです。(夏の酷暑と梅雨時の湿気も大敵ですが)





ピアノに適している温度は15℃~25℃、湿度は35%~70%。


人にとって快適な環境が、ピアノにも良いのですね。


湿気が多すぎたり、逆に乾燥しすぎはピアノにとって良くありません。


ピアノという楽器はおおむね木で作られています。


モダンピアノ(現代のピアノ)は、


フレームは金属製(鋳物)、弦も金属ですけれども、


それはピアノの一部分であり、ほとんどは木材です。


室温も湿度もできるだけ最適な状態にしてあげたい。


湿気ばかりを気にしがちですが、乾燥し過ぎは金属部分の不具合


だけでなく、ひどい場合は木部にも影響が出る(割れなど)場合も


あるそうです。


私のレッスン室は何もしなければ、14℃くらい&湿度30%ぎりぎり。


朝、いきなりレッスン室をエアコンで温めると、音にすぐ狂いが出ます。


弦にも本体にも急激な温度変化はピアノにかなりの無理がかかります。


ですから、私は朝おきたらまずリビングのエアコンをつけ、


一番端にあるレッスン室のドアを明けてエアコンの暖かさが、


広く浅く(?!)家中に回るようにしています。



写真の温度湿度計付き電波時計を見ながら、湿度も加湿器で調整。


そして家事が一段落した9時10時頃に、リビングのエアコンを消し、


レッスン室のエアコンに切り替えます。


一日中加湿器はつけっぱなしです。(加湿度合いを変えながら・・・)


人にも優しい環境は、ピアノにも優しい。


何事も、ピアノのために。


本当は24時間、ずっとエアコン&加湿器つけっぱなしが


最適な環境を作れるのでしょうけれど、それでは不経済なので。


ですができるだけ、楽器を大事にしてあげたいものです。




音譜春は名のみの 風の寒さや


  谷の鶯 歌は思えど


  時にあらずと 声も立てず


  時にあらずと 声も立てず音譜




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