是枝監督らしい家族愛映画。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio
2015-06-20 15:00:00

是枝監督らしい家族愛映画。

テーマ:映画な話
万博に行く前に「海街diary」を見てきた。
「書店員が選ぶマンガ大賞」を受賞した吉田秋生の同名漫画(小学館・月刊フラワーズ)を原作に、
「そして父になる」が(自身初!の)メガヒットになった是枝裕和監督が実写映画化。

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(C)吉田秋生/小学館

神奈川県鎌倉市在住の香田家の姉妹。
長女・香田幸(綾瀬はるか)

二女・香田佳乃(長澤まさみ)

三女・香田千佳(夏帆)

そんな香田家の下に、15年前に蒸発した父親が逝去した知らせが。
父親の葬儀が行われる山形に行ったんですが、
父親と他の女性の間に生まれた異母姉妹の浅野すず(広瀬すず)と対面。
姉妹はすずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案し、すず、即快諾する。

映画は3姉妹+1異母姉妹の暮らしを軸に、
仕事、勉強、恋、親子の葛藤など、家族色が強かった。
いかにも「誰も知らない」「そして父になる」を作った是枝監督らしい映画やわ。
フィルム撮影の”ざらざら”感もあり、血の通った映画やなと。

この4姉妹のアドリブも織り交ぜた演技合戦も見ものやし、
サブキャラも個性的やったわ。

是枝監督を音楽にたとえたら、ジャズやね。
ドキュメンタリー出身ゆえ、役者にアドリブを提案することで、
フィクションの世界が、真実味を帯びたものに昇華した。
さらに本編の9割を鎌倉各所で撮影しており、リアリティを追及した。

見て損はない、初夏にふさわしい映画やったわ。

ですが、ワタクシが見に行ったシネコンでは「ラブライブ」の劇場版も上映しており、
「ラブライブ」目当ての”ラブライバー”が多かったわ。
”ラブライバー”からしたら、現実世界の女性が全員、北京原人に見えたんでしょうね(笑)
”ラブライバー”の視点からだと、
AKB48とその姉妹グループも北京原人に見える、剛力彩芽も北京原人に見える、
無論、「海街diary」の4姉妹も北京原人に見えたんでしょうね(笑)
立派なセクハラ(嘲笑)
二次元のμ’s(ミューズ)しか愛せず、現実世界の女性を北京原人呼ばわりするなんて、
”ラブライバー”って、q’s(クズ)やな(嘲笑)


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