現在、周りの人たちとの人間関係がうまくいかずに悩んでいる人たちの中には、その原因が自分の性格にあると思っている人も多いと思います。
僕も以前は、それも特に若い頃は、心が安定しなかったり、人の気もちを考え過ぎたり、自分の言いたいことが言えなかったりして、非常に精神的に苦しんだので、その人たちがそう思うのはとてもよくわかります。
でも、37歳の時に守護霊さんからメッセージをもらったことがきっかけで、本当の自分に目覚め始め、目覚めがかなり進んできた今言えるのは、人間関係がうまくいかなかった原因は、僕自身の性格のためでは全くなかったということなのです。
性格が大ざっぱだろうが、慎重であろうが、強気であろうが、優しかろうが、そういうことは単にその人の性格の特徴であって、そのことが原因で人間関係がうまくいかなくなることはないということなのです。
そういうことより、むしろ、人間関係の不調の本当の原因は、自分に自信がないことだと思うのです。
自分に自信がもてないために、人の顔色が必要以上に気になり、言いたいことも言えないから人間関係が苦しくなるのだと思うのです。
では、その自信のなさというのは一体どこから生まれてくるのでしょうか。
僕の考えでは、自信のなさというのは、我々が本当の自分について知らないことから出てくると思います。
そもそも人間というのは、1人1人バラバラで孤立した存在であって、家族や親戚や友達であっても、なかなか1つにつながることは難しいと思い込んでいるから、自信がもてないのだと思うのです。
自分という人間は、基本的に1人であり、そういう意味では自分を支えられるのは自分しかいないという考えから来る心細さが、自分を信じられない根本原因になっていると思うのです。
しかし、スピリチュアルの物の見方を学び、それに親しんでくると、人間というのはすべての人が見えない部分でつながっていると信じられるようになってきます。
いくら肉体的には1人1人別々に存在しているように見えても、我々は、バラバラになっている部分より一体になっている部分の方がはるかに大きいということがわかってくるのです。
そうすると、今までの自己不信は一体なんだったのかと感じるほど、自分への信頼が、突然、爆発的に増大するのです。
自信がどんどん大きくなり、ついには自信があるとかないとかいうことを意識さえしないような状態になってくるのです。
そうなると、それは、人と比べて何らかの点で自分の方が優っていると感じることからくる一時的で相対的な自信ではなく、真実を知ったことから出てくる絶対的な自信なので、もう人間関係の悩みも一気に消えてしまうのです。
というより、その段階に至れば、もう「人間関係」という概念そのものが、通常のものとはかけ離れたものになってしまうんですね。
ここまで来れば、自分の性格に悩むことはなくなります。
そして、ただ自分の性格を活かすことだけを考えるようになるのです。
以上のことから、この記事のタイトルの「性格は変えられるか」という問いに対してスピリチュアルの視点から答えれば、「1人1人が持っている性格を変える必要などなく、自信さえついてくれば、どんな性格でも活かすことができる」ということになります。
どうでしょう。
僕自身の経験もまじえながら、人間の性格について考えてみましたが、この記事が、少しでも読んで下さるみなさんのお役に立てば幸いです。