Wrestling Road Diariesレビュー ~Final Countdown~ | コアドラのプロレス研究室

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テーマ:
Wrestling Road Diariesとは。
WWE帰りのコルト・カバナ、WWEへ移籍する直前のブライアン・ダニエルソン(後のダニエル・ブライアン 以下アメドラ)、サル・リナウロの3人が中心になって作られたドキュメンタリー作品。
アメドラ、WWE移籍前の最後のインディー巡業を追ったROH Final Countdown Tour中の物語。ROHの他に、CTWE、CHIKARA、AIWなどの興業の様子一部試合の様子も見ることが可能です。
3人の談話が中心ですが、米インディの中心選手や、いわゆるどインディーのレスラーも多く出ています。中にはWWEとも関連するあの人も…?!
会場設営、レスラー同士の雑談、試合前のあれこれ、そして大会開始後のバックステージ。レスラーを、スタッフを、まさに「裏側」を余すところなく見せてくれています。

変に作りこんだものではなく、いつも通りの日常を垂れ流すといった感覚。
先述で、一部試合が見れると書きましたが、中には、その試合の感想を、分析的に、レスラーとして、どうやって自分たちの世界にを引き込みたかったのかという意図を絡めながら語ってくれます。

このDVDの最大の魅力は何と言っても、ロードの様子が見れること。試合だけではなく、カバナとアメドラが指導者のレスリングセミナーの様子まで、わずかながら見ることができる。
カバナとアメドラで異なる「レスリング・サイコロジー」を持っていて、それぞれの役割に沿って話してくれます。カバナは前座で会場を温める役回りが多く、アメドラはメインイベンターとして試合をすることが多いからというのも影響してるのでしょう。
とても興味深い二人のレスリング・サイコロジーは是非作品を通して見比べてください。
レスリング・サイコロジーはもちろん、オフモードの彼らの様子も面白いものです。人脈形成の術や、日々の暮らしなど、10日間に凝縮されています。


アメドラって知れば知るほど不思議なレスラーですね…。レスラーとして、一人間として、とても不思議です。WWEとの契約に至るまでの様子も同時進行で描かれています。
はしゃぐアメドラさんはとてもかわいい。



ROH最後の日の裏側を見れたのは個人的にぐっときましたね。ナイジェルとの数え歌の最終章の裏側でもありますし。
まさか彼のあの発言があの舞台で実現した日が来ていたとは…。


カバナ、アメドラ、リナウロファンは絶対に。それ以外のプロレスファンも必見の素晴らしいドキュメンタリーDVDです。


今回視聴に際し、日本語字幕を制作してくださったよつめさんに多大なる感謝をいたします。とても分かりやすい字幕なので、私のように英語理解に不安を抱えていても安心です。
字幕ファイルのリンクが切れているということで本人に許可を取って再配布という形で以下のURLよりダウンロードできるようにしましたのでご利用ください。
http://firestorage.jp/download/ef5df8d24af9615ab4ae91607bdf1c73b938914f
※再生環境下によっては途中から字幕の表示に遅延が出るかもしれません。

こちらはよつめさんのブログ、字幕ファイルの表示の仕方が書いてあるページの直リンクです。データ版の購入方法の手引きもありますのでご参照ください。
http://yottsume.hatenablog.com/entry/2013/06/23/173935


私はDVDをフリーバーズさんを経由して購入しましたのでそちらのリンクも。
Twitterではしゃぐ私のツイートを見て一定量再入荷したそうです。
購入はこちらから!
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※追記
DVD版を購入すると本編未収録の映像特典が付いてきます。(これは字幕未対応
細かいニュアンスを取れてないのですが、本編に収録されてないのが不思議なくらい面白いので、英語力に自信ある人はとても楽しめるかも。
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