燈火ちかく 衣縫う母は
春の遊びの 楽しさ語る
居並ぶ子供は 指を折りつつ
日数かぞえて 喜び勇む
囲炉裏火は とろとろ
外は吹雪
囲炉裏のはたに 縄なう父は
過ぎしいくさの 手柄を語る
居並ぶ子供は ねむさ忘れて
耳を傾け こぶしを握る
囲炉裏火は とろとろ
外は吹雪
冬の夜 尋常小学唱歌（三）明治45年3月
昨夜から今日そして明日にわたって、吹雪に見舞われている
関東地方です。・・はっきり言って、寒いというより・・痛い。
積雪量が半端ないので、車の雪降ろしに二度行きました。
外に一歩出ると・・・顔も手も痛い。
凍えるってこういうことをいうのかしらん。
車には20センチの雪が。そして数時間後にもまた20センチ以上。
積もり放題！
そして珍しく粉雪なので吹雪で舞い上がって目に入る。
痛いよう～。(゜´Д｀゜)
昨日はレッスンを全部お休みにして正解だったと思いました。
家に戻ってかじかんだ手を温めつつ、仕事をしていました。
家の中ってあったかい。・・・雪国に住む人たちはスゴイ。
毎日雪と闘っているんだ。えらいなあ。
ほっとしながら、つい口ずさむのはこの「冬の夜」。
この曲に歌われているような、
雪国の春を待ちわびる情景を思わせる一日でした。
囲炉裏はないけれどね。
それにこの曲のように戦争を思わせる（手柄をたたえる）曲は、
戦争を反対する立場からは、よしとしないご意見もあるのですが、
それでもこの曲は良いと感じるのです。
これも教科書から消えていった唱歌の一つですが、
その時代の考え方や風景を伝えるという意味で、
歌われ続けていくのは悪いことじゃない。
春を待ちわびながら、家族仲良く団欒の時間を過ごす。
心も身体も温まる歌です。
明日は娘サンデーですが、果てさてどうしたものか。
母のアタマの中ではその悩みもありつつの・・・冬の夜です。
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