毎週日曜日のお昼、NHK総合「のど自慢」を、ご覧になったことありますか?
土曜日に予選会が行われ、日曜の本番では約20組の出場者がステージに立ち熱唱します。
この予選会も、NHKのオフィシャルサイトによると、応募はがきから250組を選出するそうです。
合格者だけが、本選出場となります。
のど自慢は、毎週全国の市町村で開催されています。
必ず出場者の中に介護職員がいるという事実、ご存知でしたでしょうか?
とにかく、役者揃いの団体で出場するケースが多く、上手いというより明るく楽しく歌い切るという感じ。
考えてみると、全国各地には、高齢者向け介護事業所に勤める人たちが多いのでしょうね。
今や巨大マーケット産業です。
そして、何よりも毎週「のど自慢」を楽しみにしている高齢者の方たちが、全国にいらっしゃるということ。
高齢者向け介護事業所に必要とされる職員とは、高齢者の気持ちに寄り添える、サービス精神のある人だと思います。
もちろん、のど自慢に出場したいと思う職員もいるでしょう。
人前に出て歌うことが好き!という理由だけで、出場してはいないのではないでしょうか。
でも、口下手な人でも大丈夫!
相手の話を良く聞くことができること、相手の気持ちを理解するよう努めること。
この事の方が大切だと言えます。
のど自慢に出場し、いつも会う高齢者の方へ明るく元気な笑顔と声を届けたい。
自分が出たい気持ち一心ではなく、テレビの向こうで見ている高齢者さんに歌いかけている・・・。
そうです。
高齢者向け介護事業とは、利用者さんの心身の変化を感じ、喜ばれることを創造し実践する有償サービス業だと思います。
サービス業以外のなにものでもないと、私は事業所さんの職員と利用者さんと日々お付き合いをすることから学びました。
ですから介護職員さんは、サービス業のプロフェッショナルという自覚が必要です。