隙のない走塁ができるチームは、強い

福岡でのホークス対ファイターズ、しっかり見てきました。
ホークスが３試合とも逆転で、３連勝しました。
どのゲームにも、たくさんインパクトの強いプレーがあったが、特に印象に残ったのは、ゲーム２の９回裏、今宮選手の走塁でした。
ファイターズが１点リードの場面、０アウト１塁から長谷川選手が打った打球はダブルプレーにおあつらえむきの強めのセカンドゴロでした。
あっ、ダブルプレーやと思った瞬間、１塁ランナーの今宮選手が遊撃手の中島選手の足もとに強烈なスライディングをしてきました。
見逃してしまいそうなプレーだったが、そのスライディングの影響で１塁送球が一瞬遅れ、ダブルプレーは成立しませんでした。
その後の結果はご存知の通り、結局、ホークスが延長の末、勝利を手に入れました。
結果論ですが、もし、あのダブルプレーが決まっていれば、ファイターズが逃げ切っていたと思います。
今年のイーグルスにも言えることだが、隙のない走塁ができるチームは、強いです。
盗塁の数だけではなく、送球の間に次の塁を奪ったり、一本のヒットで２つ進塁したり、こういう地味な走塁がチーム力を上げるような気がします。

久しぶりに、中村勝のピッチングをじっくり見ました。
ナイスピッチングでしたね。
ずっと課題だったフォークボール、ずいぶんよくなりました。

そう言えば、来年から日本のプロ野球も大リーグのように、ゲーム中ベンチ前でキャッチボールができなくなるという噂を聞きました。
しかも、イニング間のマウンドでの投球練習は、今まで通りの５球らしいです。（大リーグでは、８～９球投げられた）
これが本当なら、少なすぎると思います。
しっかり肩ならしをして投球しなければ、故障者と先頭打者への四球が増えて、野球がおもしろくなくなる可能性があります。

さて、今週末も世間は３連休なんですね。
わしは、日曜と月曜の札幌ドームでのゲームを、HBCラジオで解説します。
よかったら、聞いてください。

ほな、また。

先週の水曜日、FOXのスタッフのひとりが、I love NYのシャツを着ていた。
野球を楽しめるのは、世の中が平和な証拠やな。