勉強になりましたっ!★リニア新幹線の仕組み@リニア・鉄道館訪問記(1)
↑
名古屋の金城埠頭にあるJR東海の「リニア・鉄道館」、、、
:
展示室に入ると、先ず、目に付くのが
歴代の゛世界最高時速車両”ですね。。。
↑
その中でも、本記事においては、
先日JR東海が「自力建設・運営」方針を打ち出した、
リニア新幹線の元試験車両に注目してみました。。。
:
2003年12月に
山梨リニア実験線で有人走行による世界最高速度時速581kmを達成したMLX01-1(車両長28.0m/本ブログ管理者2013.9.30撮影)
*
中央リニア新幹線は、2027年(平成39年)を目標に、
首都圏 - 中京圏間の営業運転を開始する予定!
*
電磁誘導方式 (EDS)
移動する磁界内に置かれたコイルには誘導起電力が生じる。
これは発電機と同じ原理であるが、誘導起電力で生じる電流がコイル内に流れると、起電力を生じさせた磁界と反対方向の磁界が発生し、反発力となる。
誘導反発方式の磁気浮上では、
これを利用して車両側に強力な電磁石を、
軌道側に両端をつなげた短絡コイルを設置する。
車両が高速で進行すると軌道側のコイルには電流が発生し、この電流がコイルを流れると車両と反発する方向で磁界が生じる。
結果車両が浮上する仕組みとなっている。
↑
なるほど、
全体的にツルン♪とした形状の車両ですが、
下部の粒々形状の凸部分に「強力な」電磁石を埋め込んでいるのですね。
↑
で、軌道側(ガイドウェイ)には、「短絡コイル」を設置
*
要するに、
車両=磁石(しかも、強力!)
で、
それを受ける「短絡コイル」である地上(ガイドウエイ)側は、
強力磁石(=車両)が近づいてくると、
磁気の変化を妨げるように電流が流れて
磁石を推し戻そうとする力が働くので、この原理を利用しているのだとか…
(まるで、磁石の「+」と「-」を近づけたときのような「反発力」、、、)
:
恐らく、運行条件に合わせた磁力を車両に与えて、
その磁力の強弱を制御して速度をコントロールするのでしょうかね?・・・
(本ブログ管理者2013.9.30撮影)
:
それにしても、コレ、、、
新幹線(とくに東北・上越系統の初期)によく見られるような
↑
で、中に入って見ると、
「意外と普通(普通の新幹線っぽい感じ)」な車内なので、
外観とのギャップを感じたりします。。。
:
JR東海社員は一生懸命「飛行機みたいな室内ですよねっ!」
ってフォローしていましたけど(笑)
:
どう見ても「500系(流線型タイプの)新幹線」ですよ。コレ、、、
ちなみに、片側の座席は愛知万博に展示する際に、
混雑防止のために取り払われたのだとか・・・
↑
ちなみに、こちらは当時の一般型新幹線(300系電車)
:
確か、外観/左が「量産型」で、右が「試作車」って聴いたかな?
ヘッドライト形状の微妙な差異が判ります。。。
(本ブログ管理者2013.9.30撮影)
:
確かに、写真を見比べると、
リニア新幹線の方は室内上部形状が絞られていて、
空気抵抗の低減を意識した構造であることが判ります。
↑
こちらの写真は(もちろん、今回の展示車両ではないのですが)
JR東日本(東北・上越・長野系統=E2系)新幹線電車との比較。
:
やはり、天井部の角に「R」の形状がある以外は、
ある程度、床下からの壁面が高い位置まで真っ直ぐ上に伸びていて、
「四角い箱」の構造に近いことが判ります。
(本ブログ管理者2006年撮影)
↑
(これも、展示車両ではありませんが)
゛ガイドウエイ”と訊くと、どうしても・・・・・
「(同じ名古屋の)ゆとりーとライン」とか、
「(東京の)ゆりかもめ」とか、
新交通システム系のものを連想してしまう本ブログ管理者だった。。。
:
本ブログ管理者2006年撮影