毎日生徒さんたちに、微力ながらも持てる力を尽くし、
音楽のすばらしさをお伝えしている、私たち音楽講師。
生徒さん一人一人、どんな夢や目標を持ってピアノや声楽を
学ぼうとしているのか…。
それぞれのニーズに合わせて、
しかし講師として指導すべきはしっかりとしつつ、
レッスンのカリキュラムを考えています。
でも、大抵は思い通りに行くことはあまり…ないですね。
予想外な方向へ、グンっと伸びたり、
意外とスローペースで進めた方が楽しくレッスンを続けられたり、
途中で部活や受験などで、レッスン形態を変えてみたり。
だから、柔軟に臨機応変に対応していく力とアイデアが、
音楽講師には必要かなと思います。
縁あって私の教室にいらしてくださる生徒さんたちに、
何を一番望むかと言えば、…音楽とずっと共にいて欲しい。
できるだけ、長く楽しく続けて欲しい。
街の一講師の…ささやかな願いです。
だから、先生はいつもみんなに笑顔で接したい。
明るく、思いやりを持って一人一人に関わっていきたい。
そうは言いつつ、先生も人間です。
当たり前ですね。
時には、心がしょんぼりすることもあります。
メンタルな部分は、いくら努力してもこれまた簡単に
コントロールできるものでもなさそうです。
そんな時…！
私は大好きな演奏を聴きます。
巨匠と呼ばれた、偉大なピアニストたちの演奏を。
名演と謳われる歌い手の、華麗な歌声を。
まま、音楽から離れて青空をひたすらボーっと眺めていたい
場合もありますが…（苦笑）。
さて、そんなこんな（?！）で本日はレッスンの前に、
大好きな演奏家のリサイタルに行きました。
心が洗われるというのはこういうことだと、
あらためて感じた一日でした。
昼の音楽さんぽ
［A.ヴァルター1795年製作フォルテピアノのレプリカによる演奏］
モーツァルト：「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調
K.265（きらきら星変奏曲）
ベートーヴェン：クラヴィーア（ピアノ）・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
［J.B.シュトライヒャー1845年製作フォルテピアノによる演奏］
シューベルト：4つの即興曲Op. 90, D. 899より第4曲
シューマン：幻想曲ハ長調Op.17 より 第1楽章
＜アンコール＞
ブラームス：ワルツ集Op.39より第15番
心の中にすっと入ってくる音。
心の奥まで何の違和感もなく、沁み入っていく音。
会場の空気に溶けていく、癒しの音色。
美しい…という言葉では表現しきれないほど
自然で温かな音色でした。
感動で胸がいっぱいです。
（…
撮影も掲載も、ご快諾いただき感激です。）
小倉貴久子さん、本日もすばらしい演奏をありがとうございました。
…来月はお友達の先生と共にコンサートにうかがいます。
10月14日 東京オペラシティ・リサイタルホールへ。。
それから…私が勝手に思いこんでいるかもですが…。
すみません…本当にヘンなおっかけではありません。
でも、今日はお会いでき握手もしていただいて
感動のあまり…モゴモゴとオカシナことを言ったりした気がします。
私は昔から、小倉さんの演奏が大好きなのです。
ひそかにご尊敬申し上げる方からの、
ガッツリと力強い握手に素敵な笑顔。
あまりにもドキマギしてしまい、挙動不審な私でした。
演奏をお聴きになったことが無い方もある方も…！
ぜひ、小倉さんの生演奏をお聴きになってみてください♪
説明できない感動…味わっていただけましたら、嬉しいです。
小倉貴久子 オフィシャルサイト
http://www.h2.dion.ne.jp/~kikukohp/
小倉貴久子の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」
【平成25年度（第68回）文化庁芸術祭参加公演】
【シリーズコンサート】 《第10回》
2013年１０月１４日（月・祝）午後２時開演（開場1:30）
東京オペラシティ リサイタルホール
〔ゲスト作曲家〕A.サリエリ Antonio Salieri [1750-1825]
小倉 貴久子（クラヴィーア）
桐山 建志、天野 寿彦、花崎 淳生、廣海 史帆（ヴァイオリン）
深沢 美奈（ヴィオラ）・花崎 薫（チェロ）・小室 昌広（コントラバス）
三宮 正満・森 綾香（オーボエ）
塚田 聡・大森 啓史（ホルン）
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