「ハーメルン」良い映画なんだろうけど、若者は寝てしまうだろうなぁ。長いっす。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ハーメルン」を観てきました。


ストーリーは、

すでに取り壊しが決まった福島県の小さな村にある廃校で、元校長は校舎を修理しつつ一人で生活していた。ある日、その小学校出身で今は博物館で仕事をしている野田(西島秀俊)が、校舎に残る遺跡出土品の調査のためにかつての母校を訪れる。彼の恩師は、娘(倍賞千恵子)の世話になりながら病院での生活を余儀なくされており……。

というお話です。


ハーメルン

話としては、小学生の頃にしてしまったイタズラがずっと心に引っかかっていた男が、大人になって、小学校を訪ねて行き、その頃のイタズラを告白するというお話なんです。まぁ、こういう話って、良くありますよね。私だって、子供の頃にやってしまったイタズラや悪い事など、印象に残っていることがあったりして、何となく、悪かったなぁなんて、今でも思う事がありますもん。でも、今更、誰に話しても、まぁ、子供のやった事だからということで、何の罪にもならないし、例えば、それが発端になり、誰かが傷ついていても、自分は知る事が無いので、何も変わりませんよね。だから、忘れてしまえば良いのに、それが、忘れられないんですよねぇ。誰もが忘れてしまっていても、自分だけは忘れない。

ハーメルン

小学校の先生や校長たちも、もう、年を取り、余命いくばくも無いという感じなのですが、その町で暮らしているんです。廃校になった小学校なので、もう、子供の姿は無く、まるで、ハーメルンの笛吹きが来た後に、子供の声がしなくなった村のようで、閑散としています。小学校に老人しか居ないというのは、すごく不思議な光景です。それが悪いとは言いませんが、やっぱり、学校には子供の声がして欲しいですね。

ハーメルン

なんか、スミマセン、私、この映画、あまり入り込めなくて、途中でウトウトしてしまうし、感動もあまり無かったんです。期待しちゃったのが悪かったのかなぁ。西島さんが出演しているし、倍賞さんも出ているので、感動作かと思ったのが悪かったのかも。

ハーメルン

若い人が観ても、それほど、哀愁というか、年を取ってしまって捨てられたというか、そういう雰囲気の悲しみを理解することは、難しいのかなと思いました。誰でも年を取るのだし、そうなったらそうなったで、仕方ないでしょ。無理して、老人だけで生きて行こうとするのも、問題だなと思いました。昔の思い出を懐かしく思って、それだけで生きて行こうとする生き方には、私は、あまり賛成が出来ません。無理しないで、若い人に頼って行く事も必要でしょ。混ざって行く事も大切だと思うんです。かわいいお年寄りになりましょうよ。

色々、老人同士の過去の絡みもあったりするのですが、申し訳ないんですけど、老人だから、あまりオオッとも思わないし、それほど、知りたいとも思わないので、なんか、あんまり面白くないんですよねぇ。心の動きとかで、感動するのだと思うのですが、私はダメでしたねぇ。

ハーメルン

きっと、西島さんが演じる博物館職員の心の解放が描かれていて、それが、一番の落としどころなんだろうけど、それもなぁ、誰もが、それくらいの思い出、持っているからねぇ。今更、それを責められても、償えないし、そんな昔の事、いつまでも、ちっせーなぁって思っちゃうんですよ。私も、相当、屈折していて、性格悪いのかも知れないけど、でもねぇ、子供の頃にイタズラをしたいと思ったって事は、何か、それがとてもイヤな物だったんじゃないかと思うんです。自分の目の前にあると、目障りでしょうがなかったから、それを目の前から消した訳でしょ。子供にそんな思いをさせるような物を学校に置いておくというのも、問題じゃないかしら。

ハーメルン

ゴメンナサイ。あまり入り込めなかったので、マトモな感想ではないかも知れません。
私は、この映画、あまりお勧め出来ません。若い人は、きっと眠くなると思います。音楽も、童謡のようなものや、演歌っぽい感じでして、私はとてもイライラしました。私、演歌とか大嫌いなんです。ゴメンナサイ。
もし、西島さんが出演しているから観ると言う方は、覚悟して観に行ってください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。




ハーメルン@ぴあ映画生活