10/26　15:30kick off
シャルケVSドルトムント＠ゲルゼンキルヒェン

このダービーに合わせてドイツ入りしたようなもの。
それだけ楽しみにしていた一戦。


予想以上に感じるものが多くて、なかなか言葉にできない。
そして書きたいことが多過ぎるので一応、二回に分けて書きます。
戦評よりも、サポーター席からの雰囲気を書くことができればと思います。


以下、これまでの欧州サッカー観戦記。
（その他の国でもサッカー観戦しています）
クリックするとページに飛びます。

【レアルマドリードスタジアムツアーに参加】
【現地観戦】レアルマドリードVSヘタフェ
【現地観戦】バルセロナVSレアル・ソシエダ
【現地観戦】パリサンジェルマンVSトゥールーズ
【現地観戦】セルビア代表VS日本代表
【松井大輔選手に会って来た】
【ポーランド現地観戦】試合直後の松井大輔に会った
【現地観戦】CL　シャルケVSチェルシー




試合開始、約4時間前、滞在先のドルトムント中央駅からゲルゼンキルヒェン駅へ電車で向かう。

kick off約４時間前にも関わらず、ドルトムント中央駅にはたくさんのドルトムントサポーターが。

約４０分程、電車に乗りゲルゼンキルヒェン到着。
駅出口ではシャルケサポーターがビールを飲みながら、試合へのテンションを高める。

トラムに約１５分ほど乗りスタジアムへ。
真っ青。

サポーター同士の衝突を避けるため、電車が規制されてるのか、熱狂的なドルトムントサポーターはこの時点ではほとんど見かけない。

ドルトムントサポーターが入るところには仕切りがしてある。
これだけでも物々しい雰囲気が伝わってくる。

見えにくいかも知れないが、右奥の方からドルトムントサポーターの集団がスタジアムへ向かって来る。
両チームのサポーターが出会わないように、完全に電車の出口が分けられているようだ。

キックオフ１時間程前、スタジアムに入る。
シャルケサポーターで埋め尽くされた光景が目に飛び込んで来る。

こちらはドルトムントサポーター。
完全に立ち見席。
自分の席はこの熱狂的なサポーターの左後方（2階席）で、両チームのサポーターがミックスした席。

これ以上ないほど、すし詰め状態。
黒が多いのでより不気味に感じる。

ドルトムントサポーターの迫力にあっけにとられていると、いつの間にか練習が始まっていた。

シャルケのマスコット・・・
この画がシュール過ぎて少し和む。

内田くんは先日のチェルシー戦の時のように淡々と試合に向けてアップする。

もちろん、右サイドバックで先発出場。

巨大ユニフォームも登場しサポーターのボルテージは最高潮に。

試合開始少し前、黒ずくめのドルトムントサポーターがものすごい勢いで走って入って来た。

そしていきなり、仕切りのプラスチックガラス？を破壊。（本来は透明だが割られた所はヒビが入り白くなっている）
突然のことで、言葉を失った。

顔を隠しているのは特定されないためだろう。

終いには完全に破壊され、取れてしまっている。
もはや無法地帯。なんでもあり。

怒号のような声援が鳴り止まない。
写真を見返すだけで興奮が蘇る。
テンションが間違った方にいってしまっている。

かなり殺気立った空気のなか選手入場。

右サイドバックの内田くんも後方のドルトムントサポーターが気になる模様。

試合開始直後、狂気に満ちたドルトムントサポーターが発煙筒、発炎筒を投げ込む。

鳴り響く爆竹。

自分の斜め後ろではシャルケサポーターがドルトムントサポーターにビンタをしている。
警備員が間に入り止めようとする。

後方からはカップに入ったビールが飛んでくる。
流れ弾がかかる。
カメラを必死で保護する俺。


もうサッカーどころではない。
スタジアムは異様な空気に包まれ、恐怖すら感じた。
旅に出て約7ヶ月経つが、このときが一番身の危険を感じたかもしれない。


足下からゾクゾクする感覚が全身に伝わる。
言葉では言い尽くせない。
これからどうなってしまうのかという恐怖心とその後も観てみたいという相反する二つの感情が自分の胸に宿る。

試合はすぐに中断。
選手はベンチに引き上げる。

少し落ち着いてから、試合再開へ。




写真、文章共に多くなってしまうので次回に持ち越します。




【Today's music】
明日、春が来たら　松たか子


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