
塗布開始

断熱塗装後

キルコートと超低汚染無機コーティング、クリスタコート。
Q.断熱塗装は汚れに弱い?
キルコートに限らず、断熱塗装は他の耐久塗装に比べ、表層にセラミックやアクリルビーズ等が出現する物性。
この浮き出た凹凸に汚れが引っ掛かり、滞留することがあり、艶ありのシリコン樹脂に比べると汚れはつきやすいです。
Q. 汚れに対する対処は?
ガイナやキルコートを塗布する際、当方では光触媒同等性能を発現するクリスタコートを塗ります。
汚れはかなりつきにくくなります。
ただし、艶あり超低汚染シリコン樹脂と比べると汚れはつきやすいレベルです。
Q. 実際の効果は?
建物の形状、構造、陽当たり、窓の数、建物の向きなどにより効果の偏りがあります。
建て売り物件で壁が薄く、日射が強い面に窓が少ないなどの条件が揃うと断熱壁面塗装の効果はかなり上がります。
多方、日射が強い面に窓が多く、窓も大型、注文住宅で壁面断熱がしっかりしている場合は効果は限定的となることが経験上多くあります。
(アレスクールプラスウィンドウなどの窓用遮熱を併用すれば効果は上がる)
Q.効率的で有用な断熱施工は?
熱が最も入りやすいのは窓。
次いで、屋根、壁面と続きます。
予算が限定される施主様には窓には遮熱カーテン等をお勧めし(お客様のタイミングでできるので)、屋根は断熱塗装ないし遮断熱塗装を当方ではお勧めしています。
特に汚れの激しく出る環境では、つるつるとした汚れにくい塗膜が特徴で断熱層も形成できる遮断熱塗装を、汚れの激しく出ない環境では断熱塗装をお勧めします。
プラス予算が叶うなら窓遮熱施工、さらにということであれば壁面全体の断熱施工をお勧めします。
最初から全てお勧めすることは当方では皆無で、お客様のお困り度合いと予算の兼ね合いを見極めて効率的で予算に合った見積もりを組み立ててゆきます。
Q.耐用年数は?
当方ではメーカー基本スペックを大幅に上回る施工をしており、断熱塗装・遮断熱塗装共、15年耐久を基本に施工しております。
Q.断熱塗装の注意点
塗料の積層状態がシビアに効果に跳ね返る塗料です。
パッと塗ってサッと断熱は夢物語。
時間をかけたしっかり施工と、十分な予算の元に初めて効果の上げることができる塗料のため、営業会社やリフォーム店に依頼するのは極めて危険。
さらに断熱塗装は非常に癖のある塗料のため、その塗料に対する理解度や習熟度がかなり求められます。
そのため、塗装専門店であっても出来ない業者さん、苦手な業者さんがいるくらいです。
関西ペイントでもまもなく断熱塗装が発売されますが、そういった理解度や習熟度を懸念し、一般発売ではなく、リフォームサミット専用とすることからも垣間見えます。
一頃は塗膜に何ができると揶揄された断熱塗装ですが、市場が拡大し、研究開発と施工習熟か進むなかで、しっかりとした地位を築いています。
適材適所を間違えなければしっかりとした効果は出せます。
断熱や遮熱をお考えの方は是非、こうした作業の得意な塗装専門店へのご相談をお勧めします。
http://www.tsuboi-toko.net/