名古屋で飲食店の開業支援を行なう、岡部会計事務所です。
理由1. 市場規模の縮小と大企業の攻勢
外食という産業の市場規模が年々減ってきているというだけでなく、その減ってきている市場に、異業種からも大企業が次々に参入し、大手による市場の攻勢が進んできています。
経営が軌道に乗ったとしても、近くに競合となるフランチャイズチェーンが出店してしまい、一気に厳しい経営を強いられるようになることもよくあります。
理由2. 参入障壁の低さ
飲食店は開業しやすい業種ともいえます。
特別に資格が必要なものではなく、少しでも料理が作れれば開業できるため、安易にスタートする経営者が多いのもこの市場の特徴です。
理由3. 初期投資の高さ
繁盛店を作るためには、味はもちろんのこと、立地の良さが不可欠です。好条件の立地は、概して費用が高くなります。また、飲食店特有の配管工事や厨房設備、什器などでも初期投資がかさみます。
逆に初期投資を抑え過ぎてしまったために、安い店のように顧客に思われてしまい、お店の価値をあげることができなくなってしまう場合もあります。
コストを削減すべきところとそうでないところの判断に加え、そもそもコストをかけずにできる方法を探すなど、開業資金の最適化と、その早期回収を見込める計画を立てることが大切です。
理由4. 日銭商売の罠
飲食店は日銭の入る商売です。
毎日少しずつでもお金が入ってくるために、儲かっているような錯覚に陥ってしまいがちです。
そのため、日次や月次の売上やコストをどんぶり勘定しがちな経営者の方がよくいらっしゃいます。そして、こうした経営を続けた結果、気付いた時には赤字続きで、赤字の理由さえ具体的にわからない、という方が少なくありません。
そのため、日次や月次の売上やコストをどんぶり勘定しがちな経営者の方がよくいらっしゃいます。そして、こうした経営を続けた結果、気付いた時には赤字続きで、赤字の理由さえ具体的にわからない、という方が少なくありません。
日銭商売であるからこそ、日次管理や月次管理が重要になってくるのです。
こうした事態に陥らなくてすむよう、創業計画の段階からこうしたリスクを加味した余裕のある計画を立てることはもちろん、開業後もその計画と照らし合わせながら、毎月のお金の流れをしっかりみていくことが非常に大切です。
会計事務所は、経営に関わるお金のプロです。豊富な経験を持つ事務所であれば、創業計画の段階でその甘さにも気付きますし、開業後もお金の出入りを客観的に管理してくれます。
会計事務所への費用は、コストではなく、実は「廃業リスクを減らす投資」です