【セミナー】『私が弁護士になるまで ~「このままでいいのだろうか?」と悩むあなたへ~』 | THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

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「40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」から改題。
書評ブログを装いながら、日々のよしなごとを、一話完結で積み重ねていくことを目指しています。

  

3月29日、元フジテレビアナウンサーで現在は弁護士の菊間千乃さんの講演会を主催させていただきました(とはいっても、今回、僕はたいして仕事をしていませんが(苦笑) )

『私が弁護士になるまで ~「このままでいいのだろうか?」と悩むあなたへ~』(「今の自分を超える」~私のチャレンジ~)
と題して、学生時代のことから、フジテレビアナウンサーを経て、司法試験にチャレンジする過程を、そして現在の活動などについてもお話ししていただきました。

一応、スタッフとして動いていたので聞き逃してしまった部分もあるのですが、その中でも特に印象にのこったことを書き残しておきます。


と、その前に、、、

菊間さんのこちらの本を2年前に読んでしました。(それが今回の講演のきっかけといえばきっかけです)

私が弁護士になるまで



そしてこんなブログを書いています。
【読書】私が弁護士になるまで / 菊間千乃

このブログ、診断士の二次試験が終わってすぐに書いたものです。実は少々嘘を書いていて(笑)本当はこの本を読んだのは一次試験の前、GWのころだったと思います。
「必死にやるってこういうことなんだ」
と思って、一次試験までの3ヶ月、やれることは全部やろう、と決意させたもらえた一冊でした。
ただ、ブログを書いたころは二次に合格しているなんて全く思っていなくて、「来年こそは背水の陣で必死にやる」とあらためて心に誓ったいたころだったので、ちょっと読んだ時期を誤魔化して(苦笑)来年に向けて気持ちを入れ替えようとして書いたのがこのブログだったのだと思います。

そんなわけで、司法試験にチャレンジを決めるときや受験勉強についてのお話しは、激しく共感をしながら聴いてはいましたが(彼女の100分の1くらいしか努力してないですが、それでも多少は自分と重ね合わせてしまいました)、エピソード的には知っていて、以前、自分なりに消化していたことがほとんどでした。

ですから、一番心に残ったのは別なところです。いま、本を引っ張り出して確認したら最後の方にサラッと書かれていましたが、当時は気にも留めずに読み流していたところでした。

それは、いまの事務所に入るきっかけについてです。
司法修習生が終わりを迎えるころ、たまたま手に取った法律雑誌に載っていたある弁護士の方の特集記事。その中でその方が言われていた言葉。それに共感して「この人と一緒に働きたい」と思ったことが今の事務所に入るきっかけだったということでした。
つまり「何をやりたいか」ではなく「誰と仕事をしたいか」で選んだということです。

資格を取ると、何を専門にしていきたいですか、と問われることがよくあります。もっと俗に言えば「何を強みとして、何を売りにしていきたいですか」ということです。弁護士なら、企業法務や会社法や国際私法、といったことの中で、どんなことをやっていきたいか問われるはずです。

そして、就職活動は、そういうことがやりやすい事務所を探して受けに行くことが推奨されているようです。現実的には司法界も就職難で内定を取ることが最優先されることもあるようです。だから、そんな流暢なことは言ってられない、というのも現実としてあるのだと思いますが、理想としては(大学生の就活と同じように)「自分がなにりをしたいのかを明確にする」ことが求められるようです。

でも菊間さんはそうではなく「人と動く」ことを選ばれました。
「何をするかより誰とやるか」
のほうが重要だ、といわれる人はいます。ライフネット生命の岩瀬社長も
入社1年目の教科書』の中でそういわれています。
でも、一般的にはそうではない。自分の強みを分析して云々と書かれているビジネス書がほとんどです。
ですが僕も最近(といってもここ5年くらい)「何をしたいかより誰としたいか」のほうが重要だと思い始めています。

「この人は凄い。この人と一緒に何かがしたい」
と思うということは、そう直感した中に、その先に、潜在的に自分がやりたいと思っていることが隠れているのではないかと思うのです。自分の強みややりたいことを冷静に分析することもある場面では必要だと思いますが、それ以上に、普段は自分の直感を信じて進んだほうが、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまう可能性が低くなると思うのです。

そんな自分の感覚に確信が持てたように思います。おそらくこれから、僕自身、いままでとは違うフィールドで動いていくことが増えると思いますし、増やさなくてはいけないとも思っています。
そんなとき「何をしたいかより誰としたいか」を大事しながら動いていこうと思います。

これ以外にも、さまざまな共感や学びがありましたが、それは別な方もいろいろな形で感想を書いてくださいる思うのですそちらに譲ります。とにかく、こうした機会を作ることができて、とても有意義だった、といま、思っています。

PS
友人の杉本さんが早々にブログにまとめてくださっています。僕の偏った感想(苦笑)とは違い、全体を踏まえて書いてくださいっているので、ぜひ参考にしてください。
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