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*フォッサマグナ
5月3日の朝から岐阜県飛騨地方では20回を超える有感地震を観測していますが、このような群発地震は東日本大震災の2週間前にも発生していました。東日本大震災前の地震履歴を見てみると、2011年2月27日2時22分に岐阜県飛騨地方でマグニチュード4.9の地震が発生したのを合図に、数十回の有感地震が観測されていることが分かります。
実は巨大地震前に大量発生する「ラドン」という物質も、東日本大震災の半年ほど前から岐阜県で激増していました。正確には岐阜県と長野県の境目辺りで、いわゆる「フォッサマグナ」と呼ばれている巨大な断層がある場所です。

フォッサマグナの場所には日本中のプレートが四方八方から圧力を加えているので、巨大地震が発生する前になると、ここが真っ先に動くのだと推測されます。もちろん、過去のデータが少ないので「絶対」とは言い切れませんが、東日本大震災のような巨大地震が発生する2~3週間前になると岐阜周囲で異常が発生し易いということです。

単純に東日本大震災の例を当てはめてみると、5月15日前後に対応地震が発生すると予測されます。最近の地震活動や電子数の推移から考えると、小笠原諸島の周囲数百キロが怪しいです。小笠原諸島では昨年末から新島が生まれたりと、活発な地殻変動が発生しています。その異常な活動から当ブログでは長い間注目していた場所であり、静岡大の生田領野(いくたりょうや)助教が日本地震学会で発表した資料によると、マグニチュード9以上のエネルギーを秘めているとのことです。

小笠原諸島で巨大地震が発生すれば、東京湾を真正面から直撃する形で津波が発生します。政府もこの場所で巨大地震が発生する想定や対策をしておらず、南海トラフ巨大地震よりも驚異的です。現時点では断言をすることは出来ないですが、今後も地震活動には注意が必要だと言えます。


☆地震履歴
URL http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/?sort=1&key=1&b=11801

↓東日本大震災前の地震履歴。2011年2月下旬頃。
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↓2014年5月3日の地震履歴
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☆気象庁プレート地図
URL http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/2-1.html

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☆ラドン濃度各観測点
URL http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/index.html

↓東日本大震災前の岐阜県ラドン濃度。データは2010年10月から2011年4月。
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↓東日本大震災前の福井ラドン濃度。データは2010年11月から2011年5月。
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↓2014年1月から2014年5月1日までの岐阜県ラドン濃度。4月下旬頃から不安定な動きをしています。
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↓2013年3月から2013年10月までの岐阜県のラドン濃度。9月20日に観測した異常値の凄まじさを実感することが出来ます。
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☆兵庫県南部地震前の西宮市における地下水中ラドン濃度変動
URL http://sakura.canvas.ne.jp/spr/george-i/research/kobe.html

↓参考情報。阪神淡路大震災のラドン濃度
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☆沖縄・小笠原にM9級地震のエネルギー? 学会発表へ
URL http://www.asahi.com/tech_science/update/1004/TKY201310040341.html?ref=com_top6_1st

引用:
【合田禄】地震を起こすエネルギーが世界各地の地中にどれほどたまっているかを調べたところ、沖縄など南西諸島や小笠原諸島の付近など17カ所で、マグニチュード(M)9クラスが起こるおそれがあることが分かった。静岡大の生田領野(いくたりょうや)助教(地震学)らが7日から始まる日本地震学会で発表する。

 地球の表面を覆うプレート(岩板)の境界では、移動するプレートが陸側のプレートを引きずりながら潜り込み、陸側に元に戻ろうとするエネルギーがたまる。はねあがる時にエネルギーが解放され、地震が起きると考えられている。

生田助教らは、公開されている地質調査や全地球測位システム(GPS)などからはじき出したプレートの動く速度から、1900年から2010年までの過去111年間で沈み込んだ長さを推定。国際地震センター(英国)が持つ同期間の9248個の地震の記録と照らし合わせて、プレートが元に戻った長さを求めて、たまっているエネルギーを算出した。
:引用終了

☆国土地理院 地殻変動データ
URL http://mekira.gsi.go.jp/JAPANESE/h23touhoku_2years.html#geonet_coseismic


☆ロシアの地震学者 アレクセイ・リュブーシンが発表した資料
URL http://alexeylyubushin.narod.ru/EGU_2013_Extended_Poster_Lyubushin.pdf

↓フィリピン海プレートと太平洋プレートの間でエネルギーが異常状態。
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☆電波伝搬障害研究プロジェクト
URL http://wdc.nict.go.jp/IONO/

↓小笠原諸島を中心とした太平洋一帯側で高い数値を観測。
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