「ベヨネッタ ブラッディフェイト」を観てきました。

ストーリーは、

魔女であることのほかに記憶がないベヨネッタは天使を狩る毎日を過ごしていたが、ある日、失われた記憶を求めて宗教都市ヴィグリッドへ。そこでベヨネッタは過去を知る不思議な女や彼女を追うジャーナリストの男、彼女をマミーと呼ぶ幼い少女など、記憶を取り戻すための数多くの出会いを果たし……。

というお話です。

これ、ゲームが原作なんですよね。やったこと無いけど、面白いのかなぁ。話としては、私は、面白いと思ったんだけど、これ、やっぱり、聖書や仏典を読んだことがある人の方が、理解出来るだろうと思いました。上手く組み合わせて、違うものにしているけど、闘いは、ハルマゲドンと同じだし、天使はラッパを吹いていたし、悪の女王は獣にまたがっているし、救いを与える為に新しい世界を生み出すというのは彌勒と同じだし、なんとも、楽しめました。



ちょっと、宗教的な話に入ると、必ず、ハルマゲドンがテーマになってしまうんですよね。善と悪の闘いで、人間はすべて淘汰されてしまい、新しい世界が創造されるっていうところに行きつくんです。で、必ず、主人公たちは、自分の世界を護ろうとするんです。ま、自分たちが生きて行きたいから、当たり前なんですけど、たまには、新しい世界を創造してしまうのも良いんじゃないのかな？ほらほら、ゾンビでいっぱいになっちゃった世界を、主人公たちが最初から創り直すとか、そういうのも面白いんじゃないの？いつもハルマゲドンを止めちやうってのも、飽きてきました。(笑)



話戻して、魔女族に育てられた、聖者と魔女のハーフであるセレッサ。ネタバレになるのかも知れないけど、もう、バレバレのネタだから、バラしちゃうけど、セレッサは、ベヨネッタの幼少の頃の姿です。と言う事で、ベヨネッタがハーフなのよ。もう、これ、最初にバレバレの話なのに、何故か、最後の方まで記憶が無いってことで引っ張るんです。だって、セレッサがベヨネッタだっていうのは、容姿を観れば解るでしょ。まして、最初の解説で、聖者と魔女のハーフが災いとなるって言っているから、これ、ベヨネッタのことだよね。



そんな引っ張るところが、やはり、元ネタがゲームだってところなのかしら。先が解っていても、自分が戦って勝たない限り、先を観る事が出来ないってことよね。そういうところが、ちょっと面倒だなって思ったけど、まぁ、アクションも凄いし、それほど、話をよーく追っていくというほどの話でもないから、良いのかな。

一つ気になったのは、ベヨネッタは、メガネをかけている意味ってあるの？魔女なんでしょ。視力なんて、必要あるの？そもそも、目を使って物を見ているのかっていう、基本的な疑問なんだけど。メガネをかけて無くても天使は見えるのってセレッサが言っていたので、メガネの意味がないんだよねぇ。メガネ女子が描きたかったから？不思議でした。(笑)

それにしても、ベヨネッタは、これから何をして行くのかな。ずっと、天使との闘いを続けて行くのだろうけど、ただただ、自分のペットにエサとして与えるだけの為に、闘いを続けて行くなんて、不毛な気がするけど、そういうもんなのかなぁ。神の世界の事だから、下々の人間には解らないよね。(笑)

絵は、とってもキレイだったし、声も良かったです。アクションの描き方なんて、すっごく早くて、大画面で追うのが大変なほどでした。でも、楽しめました。銃での闘いがほとんどなんだけど、もっとソードでの闘いも欲しかったな。接近戦が楽しめるから、嬉しいです。



私は、この映画、お勧めしても良いと思います。絵もキレイだし、グダグダした無駄な部分は少ないし、集中して観れるタイプですね。私は、ゲームをやっていないけど、ゲームをしている人には、もっと楽しめるのかも知れません。でも、映画としても、十分楽しめたと思いますよ。観てみて下さいね。

ぜひ、楽しんできてくださいね。




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