集団的自衛権:村上元行革担当相、総務会で反対表明(毎日新聞) | 脱原発の日のブログ

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集団的自衛権:村上元行革担当相、総務会で反対表明
毎日新聞 2014年07月01日 20時46分(最終更新 07月02日 01時09分)

自民党総務会後に報道陣の質問に答える村上誠一郎元行革担当相(中央)=自民党本部で2014年7月1日午後0時40分、矢頭智剛撮影

 自民党の村上誠一郎・元行革担当相は1日の総務会で、集団的自衛権の行使容認を含む閣議決定案について「憲法改正が筋だ。解釈変更は認められない」と反対を表明した。総務会は党内対立を残さないよう「全会一致」が慣例。しかし、野田聖子総務会長は「賛成が圧倒的多数だ」として、了承を取り付ける異例の展開となった。

 村上氏は総務会で「自国が攻撃を受けていないのに同盟国が攻撃されたから戦争するとは、憲法9条からは読み得ない」と批判し、総務全員に意見の表明を求めた。「国際法で言えば、集団的自衛権になるというだけだ」と説明した高村正彦副総裁に対しても、「詭弁(きべん)だ」とかみついた。

 このため会合は約1時間半に及び、「本来は憲法改正が筋だ」という声も複数出た。野田氏は「総務会長の判断として了承したい」と引き取り、その後の記者会見でも「了承に『反対』の声はなく、全会一致とみなした」と説明した。

 村上氏は総務会後、記者会見し、「総務会長に判断権限があると押し切られた」と説明。その上で「地球の裏側まで命を懸けて自衛隊員に行ってもらうことになると、隊員は集まらない。国民や政治家は徴兵制度を覚悟しているのか。戦後70年間、血を一滴も流さなかった日本型平和ブランド主義のどこが悪い」と訴えた。【宮島寛、阿部亮介】