3月23日の日曜日に、GreenMedInfoからアップされた記事、

HPV Vaccine Maker’s Study Proves Natural HPV Infection Beneficial, Not Deadly

は、これまで海外および日本で物議を醸し出してきたHPV(子宮頸がん)ワクチンについて、ワクチンの存在および接種自体の意味がないことを示す驚くべき内容であった。

月曜の朝から、ツイートしていたが、この記事を、同じアメブロの葉月さんが翻訳してくださったので、その1~その3をまとめてみた。
長いけれど、よーく読んで頂きたい。






HPVの自然感染は有益 その1

HPVワクチン製造会社の研究によると、HPVの自然感染は有益であって、生命を脅かすものではないことが証明された

ケリー・ブローガン医師
セイヤー・ジェイ・ファウンダー

英文へのリンク

すべてのワクチンの背景には、「仮説」がある。HPVが子宮頸がんを発症させ、子宮頸がんは死をもたらし、この直裁的な関係にワクチンが効果的に干渉するというのが、この記事で検証しようと試みる「仮説」である。

サーバリックスは、3回の接種によりHPV16型および18型からの予防を目的として9歳以上の少女に推奨されているワクチンである。それは、「免疫原性」を有するアルミニウムを含む製品である。

Journal of Infectious Diseases 誌に発表されたグラクソスミスクライン (GSK) 社により資金提供された新しい研究によると、HPVワクチンを受けていない対象におけるHPV感染が、ヒトパピローマウィルス (HPV)抗体の自然獲得をもたらし、新たな感染のリスクや癌に関係する子宮けい部奇形を低減させることを立証した。

この驚くべき発見だけでなく、更に他のGSKにより資金提供された今年の研究 は、HPVワクチン は高度扁平上皮内病変、異形成に対して、女性を保護しないかもしれないことを明らかにした。

もし本当に、HPVワクチンが広く宣伝されたほどには作用を示さず、HPV感染への自然な暴露が、実際にHPVと関連する子宮けい部の癌への進行を予防するのならば、これらの発見は、ワクチン科学 (種痘学)における最も基本的な仮説に対して異議を呈することになり、しばしば繰り返された「HPVの自然感染は致命的であり、それに対する最善の防御は世界的な予防接種キャンペーンである」という巧言を大変疑わしいものとする。

HPV 感染は、新たな感染および子宮けい部の「前悪性」を予防する

「自然獲得HPV-16/18抗原に陽性の女性における新たに検出された感染のリスクおよび子宮けい部異常: PATRICIAの対照群の分析 」という題名の革新的な新たな研究は、自然HPV16 およびHPV18 抗体が300日以上の期間で新たなHPV 感染のリスクおよび/または子宮けい部異常を低減するかどうかを確認するために、若年成人における癌にたいするパピローマ治験(PATRICIA)のワクチン非接種である対照群からのデータを分析した。

合計16,656人の女性がこの研究の対象群に含まれており、 (HPV16 の分析に8,193人、HPV18分析に 8,463 人)、すべての女性はHPVワクチンを接種されていない。 この研究はHPV感染および免疫の自然経過に関する最初の研究のひとつであると同時に、ワクチン効用治験からの対照群のデータを使用することの有効性を示す最初の研究のひとつである。しかしながら、対照群は、A型肝炎ワクチンを3回接種している。本当の非接種の対照群を使用したワクチン治験は存在しないため、病気の自然発症ならびにワクチンの本当のリスクは、効果的には評価できない。

この研究によると、同定されている120種類以上のHPVの中で最も悪性なものの一つと考えられているHPV16に対する自然抗体の存在が、新たに検出される感染のリスクおよびASC-US+ すなわち「意義不明な異型扁平上皮細胞」として知られるタイプのパップテストの異常を低減した。より低い程度であるが、同様の予防効果が、HPV18 に対する自然抗体でも見つかった。


HPV 抗体 (血清陽性) の存在と、いわゆる子宮けい部のCIN1+として知られる「前悪性」、すなわち子宮頸部上皮内腫瘍グレード1以上の発症とは全般にわたる関係はみられなかったが、抗体レベルがベースラインで最も高い人たちは、HPV 抗体が検出できなかった女性たち(血清陰性)と比べて、CIN1+を発症するリスクが有意に低かった。

ワクチンの接種の正当性のすべてが、感染への自然の暴露を生き延びることは、長期の免疫を与えるという観察に基づいていることを考えれば、この発見はそれほど驚くべきことではない。HPVは、身体の精巧で効果的な獲得免疫系が、たいていは潜在的に、つまり無症状で退治する無数の感染の一つであることに疑いはない。

この研究の著者らでさえ「 ワクチンで誘発された人々のレベルに比べてはるかに低いレベルではあるが、自然獲得抗体はすくなくとも4~5年検出可能であり続けた」を認めている。これらの低い抗体レベルでも予防に有効であるという結果が得られたことは、 免疫系の他の要素が病気発症の防御に有効性を示しているのかどうかという疑問が生じる。

従って、この研究は3つの主要な認識をもたらした:

1. ワクチン科学はいまだその初期の段階であり、我々は依然として、自然的にあるいは人工的に刺激された抗体の役割を理解しようとしている。

「抗体を超えて 」というタイトルの以前の記事で議論したように、ワクチンにより誘発される抗体価(「効力」ともよばれる)は、実際の世界でのワクチン有効性に唯一関係すると考えられている測定値である抗体-抗原親和性を保証するものではない;さらに、ワクチン有効性についての抗体を中心とした見解のすべては、最近のある研究により疑問が呈されており、抗原主導のモデルには以下に挙げる公知の問題がある:

* 病気なしの暴露の証拠

* 後の感染での抗体産生

* 病気での抗体産生の欠如

著者らは、HPV16または18に感染した女性の50-70%だけに同定可能な抗体が獲得されていたことを引用している。残りのケースでは何が起こっているのであろうか?著者らは、以前に感染したが抗体がない人びとは、細胞媒介免疫応答を開始した可能性を示唆しているが、細胞媒介免疫応答はこの研究では評価していない(あるいはワクチン 製造会社は重要であると認めていない)。これは、免疫応答の根底にある生化学的個人差についての暗黙の了解であり、すべての人に同じ薬で対応しようとする還元主義は予防医療において不適切である。

2.感染が癌へと明確に進行するというよりも、感染に関与する抗体と異形成 (細胞異常)からの保護との間に相関があるようである。

HPV自然感染とその後の抗体価上昇は、免疫系が効果的にHPV ウイルスと闘い、適切な抗体で応答し、継続する免疫を与えた結果ではなくて、むしろ、組織の病変やそして前癌、癌へと必然的に導く疾患プロセスであるという一般に受け入れられている考えは、今回の新たな研究により否定される。

明らかに、自然感染は、再感染を予防するだけでなく、HPVが癌と関連する異形成の細胞変化を誘発する可能性のリスクを低減さえする。 もし感染が自然に起こるものなら、細胞変化へと進行しても、その91%が36ヶ月以内に自発的に解消し、おそらく、「Guarding Our Youth」や「Natural Herbal HPV『Cure』 Discovered」の記事に書かれた介入によりもっと早く解消するであろう。

3.ワクチンにより誘発された免疫と自然抗体により仲介される免疫の未知の違いを認識すること

この研究の著者らは、「自然に獲得した抗体産生とワクチンにより誘発された抗体産生の間にはなんらかの違いがある」ことを指摘している。ワクチン誘発による抗体増加ははるかに大きいが (最高で45倍)、親和性、結合力、特異性などの抗体の性質も違っているであろうと議論している。

驚くべきことに、この研究では、HPV-16 感染により自然に獲得した抗体価と、新たに検出され6ヶ月持続したHPV-16 感染およびHPV-16 関連ASC-US+の発症との間に統計的に有意な定量的関係を見出した。約370, 204、および480 EU/mlの抗体価に関連して、感染発症のリスクが90%低減することを観察した。

にもかかわらず、著者らは、「これらの値は、ワクチンにより誘発される抗体レベルと防御との相関を示すものではない」と強調した。なぜなら、PATRICIA治験では、ワクチンのフルコースの1ヶ月後にHPV-16およびHPV18でそれぞれ9341おより4769 EU/mlというはるかに高い抗体価が得らているからである。しかし、ワクチンの有効性は、抗体価だけが有効性の尺度だとして期待される程度には、指数関数的には増加していない。

さらに、著者らは、 HPVの自然感染は、より広範なHPVサブタイプに対する予防を与えるので、HPVワクチンよりも優れていることを示唆している。


「さらに、HPV自然感染は、L1 VLP(ウイルス様粒子)に基づくHPVワクチンと違って、ウイルスのライフサイクルの間の多くのHPV-特異的タンパク質への様々な暴露を可能とする。」

このように、自然感染はL1 抗体応答の生成に限定されるものではなく、新たな感染の低減に貢献するであろう様々なHPV特異的細胞性ならびに体液性免疫応答を含むことが予期される。

HPV 感染それ自身が、HPVの再感染ならびにそのより重度の健康障害 (例えば CIN1+)への防御を提供し、HPVワクチンがHPV自然感染に対する我々の先天性獲得免疫応答と同じレベルの防御を付与しない可能性を考えれば、CDC、小児科医、主要メディアにより流布されている支配的なHPV に関する意見、すなわち、HPVは「ワクチンが予防できる」疾患であり、我々は、地球上のすべての感染の可能性のある青年をワクチンにより「予防的に」関与する道徳的かつ社会的義務があるという意見に疑問を呈するべきである。

群れをHPVや他のすべてに対して予防接種することに駆り立てているこの脅迫的な意見は、すくなくとも、その二価と四価のワクチンが防御すると偽って約束しているまさにそのウイルスと同じほどに感染流布しやすいものである。

HPVワクチンが「回避できない」ワクチン危害を接種した人に与えているということが最近見出されたこと、PATRICIA 治験では対象者の35-36% に「医学的に重要な」有害反応が起こっていること、既に専門誌に発表された文献の多くが死亡を含めた十数以上の重篤な副作用と関連付けていることを考慮するなら、正気の親なら一体どうするであろうか?

学校でのHPVワクチン義務化を学校、家庭、仕事場へ持ち込もうとする政策立案者と、明らかに不要で、広範な動物および人体治験で安全が十分証明されていない医療介入には強く反対する用心深い主義や理性の声との間には、対立の溝が深まっている。

自己免疫、炎症、神経内分泌状態などの遺伝学や既存の病状にかかわらず、すべての個人に投与される医薬品の領域で、安全性と有効性を確立するためには、ワクチン接種対ワクチン非接種 (対照群としてアルミニウムなどのアジュバントを投与しない) 長期間の治験が行われることが必須である。

この最も基本的な治験を放棄する根拠には、「ワクチンは安全で効果的で、それらを接種しないことは公衆衛生における倫理にもとる暴挙である」というプロパガンダがしみ込んでいる。

多分、それらが如何に安全で効果的であるかを、基本的な科学的方法により、我々は本当に知るべき時がきている。真実であると思っていたすべてがまったくそうでないことを見つけるかもしれない。

(転載おわり)

そもそもHPV(ヒューマンパピローマウィルス)の感染が、子宮頸がんを引き起こす原因とされてきたものが、まったく逆の結果をもたらすというこの研究結果。

世界中で急速に推進されてきたHPVワクチン、接種を完全に根底を覆すものであるが、この研究を
したのが、HPVワクチン<サーバリックス>の製造・販売をするGSK(グラクソスミクライン)である事。

自分は少しこの部分が引っかかる。

同じHPVワクチンを製造・販売するMSD(海外ではMERCK)のワクチン、<ガーダシル>が子宮頸がんだけでなく、口腔がん、肛門がん、コンジローマを防ぐとして現在世界的にも主流であり、更にMSDは、ガーダシルを上回るものを開発中であるが、GSKからMSDへのやっかみ、ちょっかい・・・?考えすぎだろうか・・・