まさに金言 | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

まさに金言

大魔神佐々木氏が野球殿堂入りをしました。

同期の一人として本当に嬉しく思うし、彼の
偉大さを改めて感じました。


彼には、早く現場での活躍を見たいと願っています。


さて、その件に関する記事が下記に出ています。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20140118/npb14011805040006-n1.html


僕が興味を惹き付けられるのが、金田さんのコメントです。
「サンダルを履いていたのを叱った」というところ。


ここが肝です。

プロ野球選手は身体が資本です。

逆に言えば、資本が身体一つしかありません。


今思うと、こんなリスキーな職業はそうはありません。


金田さんはサンダル云々だけではなく、そういうことも含めて
プロ意識を佐々木に伝えたかったんだと思います。


確かに私がプロに入った時は、先輩方から事細かく注意を
受けました。


裸足もNGで、夏でも腰が冷えるから靴下を必ず履くように口酸っぱく注意を受けました。
腰が悪い奴はマージャンも禁止でしたね。


とにかく一挙手一投足において細かく言われました。


また、ロッテに移籍した時は、金田さんの監督時代の厳しさを聞く事も
ありました。


例えば移動のバスでは投手は窓側に座る場合は、利き腕は
窓側にしてはいけないとか・・・・事故や揺れによくないから!


宿舎の食事にも厳しく、常に調理場で材料を確認していたとか、
この話は尽きなかったですね。


でも今思うと、非常に理にかなっていると思います。


プロで飯を食っている以上は、そこまで考えて行動するのは
当然かもしれません。


この積み重ねが、長い時で大きな差を生むんでしょうね。


こういう話は、球団としてOBを招いて聞かせるべきだと思います。

時代が違うとかではなく、根本的な事ですから。


生きた教材です。