こんばんは。現在、日本は18日の午後11時59分ですね。こちらドミニカ共和国は17日の午前10時59分です。

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ここにいます。


福岡の自宅を出てから福岡ー成田、成田ーダラス、ダラスーマイアミ、マイアミーサントドミンゴ(ドミニカの首都)と約31時間の移動でした。
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成田からダラスまでの着ないで隣に座ったのは腕に漢字で「出世」と彫られたホワイトと言う名の黒人でした(笑)ダラスからマイアミではファーストクラスに「見た顔だなぁ」と思ったら イバン・ロドリゲス。電話してたので話しかけれなかったけど目があったのでスマイルを頂きました(^-^)幸先の良い航路でこれまでで一番遠い海外まで野球をしにやって来ました。




第一印象は「暑くて熱い!」。
気温は30度前後。カリブ海からの湿気を含んだ海風が肌にまとわりつきます。広く穏やかな海と所々に沸き上がる入道雲。その下ではスコールが熱帯の島に恵みの雨を降らせます。町中の至る所、住宅地でも各家庭から陽気なラテン音楽が聞こえて来て人々の表情には笑顔が溢れます。道路には1980年代の日本車がゾンビのような姿で町中を走り、乗り合いタクシーには人が押し込められています。街の建造物はスペイン植民地時代の面影を漂わせる作りで住宅の全ての窓や扉には鉄格子が睨みを利かせます。
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撓わに実を付けしなったヤシの木が南国情緒を演出します。道ばたには「空き缶」のように「空きヤシの実」が散乱しています(笑)


今回はドミニカウインターリーグに参戦すべくやって来ましたが、チームとの契約を取ってこちらに来た訳ではありません。というか、こちらで契約を取るためにテストを受けます。既に16日土曜日(日本時間17日日曜日)に某球団のテストを受けて来ました。ブルペンでの投球を披露するに留まりましたが首脳陣やアシスタントGM達の反応は良かったと思います。作戦通りフォークボールに興味を示してくれ、またそのフォークボールを活かす為の伏線となる直球のコントロールや質もチェックされ、要望通りパスする事が出来ました。ここから契約に関しての検討され回答があるようです。現在は連絡待ちの状態ですが他の球団も受験する予定で調整します。
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練習はここでやってます。



ドミニカウインターリーグは6チーム。
外国人選手枠は8名で今年はその多くがアメリカ人のようです。殆どの球団のキャッチャーはアメリカ人だそうで投手の僕としてはコミュニケーションが取れるのでこれは朗報でした。チームのロースターは世界基準の25名。ですが、保有選手は各チーム異なるようですが50名以上いるようで毎日ロースターは入れ替わります。移籍も自由のようですね。チャンスがある所に動け!って感じ。

メジャーリーガーも多数在籍。
15日の夜にはゲームを観戦に行きました。
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球場のバックネット裏にはMLBのスカウト陣がズラリ、韓国や日本からも選手の調査に関係者が来られていましたよ。ここに来る球界関係者、特にメジャーリーグ関係者はめぼしい選手の獲得調査だけでなく「今、戦力になりそうな人材」の発掘調査においても重要なような存在となっていむす。僕もしっかりアピールして契約先を見つけたいと思っています。

そして有名メジャーリーガーも続々参戦するようです。時期や期間はなかなり流動的のようです。コンディションを整えて臨むんですね。僕が会ったメジャーリーガーはデトロイトタイガースのホセ・バルベルデ投手。2011年には両リーグ最多の49セーブと救援失敗ゼロで最優秀救援投手に輝いた投手。
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登板時のアグレッシブなパフォーマンスで人気の選手ですね。

ここで違和感。
僕も昔はそう思っていましたが、日本の野球関係者やファンの間ではドミニカなどのウインタリーグはメジャーリーガー達が練習目的で参加するリーグだと勘違いされている方も多いと思います。しかし、それは間違いでした。今回会ったバルベルデ投手も実は自由契約になっています。ここで認識の違いです。日本では「自由契約」はネガティブな捉えられ方をしますがここでは違います。「正当な評価を得て出来るだけ正当な契約を獲得する」ためです。メジャーリーグでは多くの選手がその実力に関わらず自由契約になります。球団がサラリーと活躍が比例しなければ手放す事もあれば、選手側がもっと条件のいい所を探す為に自由契約にしてもらう事もあります。(日本ではこの権利を7年間。しかも1軍に属して状態でなければ得られません。それまでは球団側が自由契約にするかどうかの権限を持っているため自由契約=戦力外通告という認識が生まれてしまいます。球団経営上の理由もあるので善し悪しは言えませんが世界的には珍しい契約環境。今後の進展に期待したいですね)  MLBの契約の中には「どちらに契約終了の選択権があるか」などの要項も含まれます。バルベルデ投手がどういった形なのかは分かりませんが「自由契約」の身になったため自分を売り込み、新しい契約先を探す為に参戦している、と言う訳です。まぁ、どんな形でも自由契約なんですから前進するしかないのです。なので、メジャー選手マイナー選手、外国人選手関係なくどの選手も全力プレーですよ。そこがここの野球を見ていてとても感動するシーンです。これだよ!これ!と。


そしてプレーする中で獲得の意思のある球団が出れば数試合で帰ってしまいます。ここは契約を取る為のショーケース(実際に野球選手が試合をしながら売り込むことをショーケースと言います。)なのです。選手は自分をアピール出来るタイミングで参戦し契約を狙います。

とは言え年齢、実績関係無し。
チームの勝利が重要なのは言うまでもなく、戦力にならないと判断されればどんな選手でもリリースされます。まずはチームの戦力になるべくテストを受けます。誰でもが参戦出来る場所でもないのです。そんなシビアな環境だと聞いていたからこそ僕は挑戦を決めました。野球がしたい、のではなく野球選手としての成長を求めたいから。アスリートなら挑戦せずにいられないでしょう。


今日はここまで。


さてさて、「コビーの野球放浪記 ドミニカウインターリーグ編」どうなる事やら。

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o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす!」