「ヨコハマ物語」を観てきました
ストーリーは、
中学生の頃に両親がこの世を去り、施設に預けられた松浦七海(北乃きい)。アマチュアバンドのマネージャーをしているものの生活は貧しく、さらにボーカルが逃げるという憂き目に遭う。一方、サッカー場で働く田辺良典(奥田瑛二)は、定年退職した日に妻を病気で亡くしてしまう。そんな二人が偶然にも出会い、七海は田辺の家に転がり込むことに。そこへシングルマザーの葵(佐伯めぐみ)らが加わり、計6人による奇妙な共同生活が始まる。
というお話です。
こんな内容の映画、いくつか観たことあったなぁと思って、始まってすぐに、大体のお話が見えてしまいました。妻を亡くし一人になってしまった定年してすぐの男と、親を亡くして、ガツガツしている女の子と、子連れのシングルマザー、お堅い仕事のエリート女子と、まぁ、お決まりのパターンかな。で、何故か仲良く暮らし始めるというお話です。
イマドキ、横浜の山手にすごく広い庭を持っている一軒家に住んでいる定年した男性の家に、突然、女の子が飛び込んできて、勝手に住むなんてことをしたら、警察沙汰でしょう。あの辺りは、お金持ちばかりで、セキュリティーもすごいし、突然、居座るなんて言ったら、犯罪がらみとしか思われないはずです。ちょっと、常識外れのお話ですが、まぁ、この話、良くあるので、諦めましょう。(笑)
内容に関しては、もう、何度も同じような映画の感想を書いてきたので、もう、いいかなって感じなんですが、これ、北乃きいちゃんが、その突然、一緒に住むことになる女の子をやっているんですね。私、北乃さん、好きなんですけど、そろそろ、このタイプの女の子の役、辞めて欲しい。飽きました。毎回、ギャーギャー騒いで、人の話を聞かず、音楽のプロデューサーとか言うのに何の勉強もしているように見えないところが、イライラするんです。
かわいい顔で、セリフもしっかり言えるのだから、こういう役、あまり合いませんよ。どちらかと言うと、大河ドラマとか、時代劇とか、そういう系の顔をしているし、セリフも、ゆっくり、しっかり聞かせる役の方が、彼女に合っていると思うんです。グイグイ押すような役より、一歩下がった役とか、芯が強くて後ろから助けるような役とか、そろそろ、変えて行っても良いんじゃないですかね。彼女だったら、絶対、ステキだと思うんだけどなぁ。
話戻して、突然、一つ屋根の下に住むことになった人たちが、仲良くなって、家族のようになって、結局は、自分の本当の家族もしあわせになっていくし、仕事なども成功しちゃうという、ハッピーエンドにたどり着くので、予想通りなんです。だから、安心して観ていられるというか、まぁ、途中で、ちょっとウトウトしても問題ないと思います。
きっと、この映画は、ヨコハマという舞台で撮影しているということが大切なのかも知れないなって思いました。内容は、それほど重要じゃないのかも知れません。全て横浜で撮影していて、ほとんど知っているところばかり。だから、横浜でしか上映していないのかなと思いました。
私は、まぁ、横浜に住んでいる方には、ちょっとお勧めしても良いかなぁと思いました。知っている場所ばかりだし、楽しめると思います。でも、映画の内容は、良くある話なので、期待していくと、眠くなってしまうかも知れません。美しい横浜の風景を観てきてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。