2014年秋の望嶽荘コンサート・演奏者紹介 | BIBLIOPOLY

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これから、秋のコンサートについて少しずつご案内していこうと思います。


まず早速、演奏家のご紹介をさせていただきます。

この秋のコンサートは、昨年秋に亡くなられた柴田雄康さんのメモリアルコンサートの意味合いも兼ねております。

柴田さんは、望嶽荘のチェンバロを製作してくださった方で、今回は柴田さんにご縁の深い、平尾雅子さんと桒形亜樹子さんの両氏に演奏して頂くことになりました。


【演奏者のご紹介】

■ 平尾雅子 - ヴィオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)



●京都に生まれる。
国立音楽大学楽理科卒業。スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに留学、J.サバルに師事しソリスト・ディプロマを取得。
さらにオランダのハーグ王立音楽院にてW.クイケン氏に師事した。在欧中はサバル氏主催の「エスペリオンXX」のメンバーとして活動。

●帰国後はリサイタルや室内楽演奏会の他、CD録音も数多く手がける。

●ALM(コジマ録音)よりCD≪マラン・マレの横顔≫I-V(全盤レコード芸術誌特選盤。IVは2006年レコード芸術アカデミー賞[音楽史部門]受賞)。
≪J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ全3曲他≫、≪ディエゴ・オルティス、ルネサンス装飾の粋≫(同誌及び朝日新聞特選盤)、マイスターミュージックより≪ダニューブ河のこだま≫(同誌特選盤)、≪王のパヴァーヌ≫(同誌準特選盤)等多数リリースされている。
2010年1月アルテスパブリッシングより、ディエゴ・オルティス『変奏論』(1553)の解説付き邦訳書を出版、各方面の専門誌で注目を集める。
2014年7月にはドイツのオッフェンブルク・エディションより" Diego Ortiz : Recercate " (『変奏論』イタリア語版の曲集)が出版される。

●国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。富山古楽協会セミナー講師。


■ 桒形亜樹子 - クラヴサン(チェンバロ)


●東京に生まれる。
東京芸術大学附属音楽高校、同大学作曲科を経てドイツ政府交換給費留学生として渡独、デトモルト北西ドイツ音楽院及びシュトゥットガルト音楽大学でチェンバロを専攻。国家演奏家資格取得。09年にフランスに渡り、セルジー・ポントワーズ国立地方音楽院及びショーモン市立音楽院などで教鞭を取る傍ら、ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。
文化庁特別派遣員として、イタリア、スペインでもオルガンを学ぶ。

●第8回ブリュージュ国際チェンバロコンクール最高位と聴衆賞、第8回パリ国際チェンバロコンクール2位、ライプツィヒ国際バッハコンクール他に入賞。現代音楽の紹介にも力を注ぎ、委嘱を含む世界初演、日本初演も多い。
17年に及ぶ欧州滞在にピリオドを打ち2000年に帰国、ソリスト、通奏低音奏者としての演奏活動の他、音律、古楽演奏に関するレクチャーコンサート、セミナーを数多く開催。

●現在東京藝術大学講師。松本市音楽文化ホール講師。東京音楽大学、名古屋芸術大学などで特別講義を行う。
「古楽コンクール山梨」審査員。