バイラルとかキュレーションとか | 佐野恭平ブログ

バイラルとかキュレーションとか

TLで、煽り系タイトルのバイラルメディアへ怒りの声が聞こえたので書いてみる。

BLOG HOMMEと違って、アメブロ読者はわりと「読モ好きっす。うぃっす」っていう感じの中高生なんかも多いと思うので、こないだのFirst movers advantage 同様めっちゃ簡単に簡潔に書いてみようと思います。

・そもそも、バイラルメディアとは何か?

”SEOによる流入獲得を主眼においたこれまでのwebメディアと異なり、Facebook等のソーシャルサイト上での拡散に注力していること。”

と定義されているように、SNSからの流入で短期間で膨大なトラフィックの獲得を狙うのがバイラルメディアです。あと「Buzz」とかがサービス名に入ってるメディア。笑

昔からこういうメディア自体は存在していたけど、近年のスマホ普及により、ここにきて、ここまで注目されているんだろうな~と思います。

・キュレーションって?

最近、テレビCMなんかで話題のキュレーションサービスは簡単に言えば「まとめ」です。

「NAVERまとめ」とか「アンテナ」「グノシー」がまさにそれで、ネットって宇宙のように情報が溢れてて、それを1つ1つ探し当てるのって非効率でしかなくて、予めその欲しい情報がまとめられていたら便利じゃん、という感じ。

僕も数あるニュースサイトを朝からハシゴするよりはニュースはキュレーションになってます、最近。

んで、キュレーションもバイラルに含まれると僕は思っています。(というかキュレーションの場合はさっき定義したものにSEOからの流入も含まれる気がする。)

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んでまぁ、「無責任なシェア」の巣窟であるSNSで、これらのバイラルメディアが、内容なんて薄いわりにタイトルで煽りまくってて踏んでしまったあとのガッカリ感たるや。2秒前の自分を絞めたい。

僕がTLを眺めながら感じることは、「バズれば何やってもいい」的なマインドがすごい。こういうメディア、早く淘汰されないだろうかと思ってしまう。

バイラルメディア自体は、きっと、なくなることはないんだろうけど、ちゃんとしたコンセプトとか、意志のようなものがなく、ただバズればいいという考えのもと運営しているメディアは、どこかで方針を定めて、それに向かい舵を切る必要があると思う。

元ネタがTwitterのつぶやきで、それが再びTwitterで大人気みたいな?ネタの使いまわし具合がヤバイなと。内容薄いバイラルメディアの人が「バクツイはよくない!」とか言うのがちゃんちゃらおかしな話で片腹痛い。

僕は、良質なコンテンツを生み出す人が損をする時代になっていくことに危機感です。それに、良質なコンテンツを生み出す人がマネタイズを考えていないことにも危機感を憶えます。

こんなくだらないネタの再利用で搾取する市場の構造、いつの時代も、どの産業も、あまり変わらないですね。

今は、オリジナルコンテンツで、まるでキュレーションのように企画がまとめてあるサービスにすごく興味があるし、それを見てみたい。

それって何なの?って聞かれたら、紙じゃない雑誌と答えるだろうけど。