以前このブログでも紹介したモロヘイヤスープの紹介をリクエストにお応えしてもう一度。
この時期になるとモロヘイヤスープの作り方の問い合わせがあったり、メディアでも紹介することがあるんですよね。
ぜひ一度試してみてみてほしいな。絶対美味しいから♪
熱い国の人って夏バテしないの?ってたまに聞かれるんだけど、その土地の食文化に夏バテ予防の知恵があるんですよね。もちろん40度近くまで気温の上がるエジプトでも暑さで体調を崩しちゃう人はいますよ。
そんな暑さにダルダルで食欲が沸かないって時にお勧めなのがモロヘイヤスープなんです。
青汁みたいに苦いとかほうれん草くらいクセも無いしびっくりするほど飲みやすくて日本人のお口にも合うので好評なんです!そしてなんといっても栄養価の高いモロヘイヤ!モロヘイヤとはアラビア語で『王様の食べる野菜』という意味なんですよ。日本に入ってきて20年ほどの新しい野菜ですが、おひたし等、日本人にも親しまれています。
でも実はエジプトではこのモロヘイヤスープにしか使われないんですよね。
栄養・効能 青菜の中でもずばぬけた栄養価。
食物繊維
腸の機能を活発に刺激するので、便秘予防や改善に、また、血中の糖分や中性脂肪も抑制され、肥満の予防に効果的。
カロチン
ニンジンの約1.5倍、ほうれん草の約3.5倍もの量を含む。カロチンは、体内に入るとビタミンAに変化する。皮膚や粘膜の健康を保つのに必要なビタミン。
また最近では、ガンの予防や老化を防ぐことが明らかにされている。
ビタミンB1
炭水化物をエネルギーに変える時に必要なビタミン。白米が主食の日本人には必要な栄養素なのに、日常生活においてほとんどの人が不足がち。不足が原因でおこるのは、疲労感や食欲減退、手足のむくみなど。
ビタミンB2
脂肪をエネルギーに変える時に必要なビタミン。脂肪の代謝を活発にし、コレステロールの低下、血液の凝固作用を正常に保つ働きをする。
ビタミンC
シミ、ソバカスを防ぎ、皮膚を活性化させる。
ビタミンCは、体内でどんどん消費するので、一定量の摂取が必要。
カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富
カリウムは、高血圧の予防に効果があり、不足すると体がだるくなる。
カルシウムは、骨、歯を丈夫に保つ他、新しい細胞をつくるのにも必要不可欠。
鉄は、血をつくるのに欠かせない栄養素。貧血防止に。
美容と健康に良いといわれているモロヘイヤで作ったスープは古くから飲まれていて、あの絶世の美女クレオパトラが好んで飲んでいたことでも知られています。
ではでは早速レシピを紹介!めっちゃ簡単なので、この時期の食卓に一品としてどうぞ。
スープ4杯分くらいなら
スーパーに市販されているモロヘイヤ一袋分でいいよ。倍なら二袋。
葉だけを摘んでください。
さらに細かく刻んで…
間違ってもミキサーにかけちゃダメ!ネバネバなだけのスープになってしまいます。
手間でも必ず包丁でね!ネバネバなのにさらっとした食感に仕上げるためです。
みじん切りに適した包丁です↓
鶏がらやコンソメ等で塩コショウで味を調えたスープに
それをスープに投入。完成♪