やなな映画・いったん白紙報道について | 鬼マネの気が向いたと記

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気が向いた時のみ書きます

やななファンの皆様
ひとひとの会の応援していただいている皆様


いつも本当にありがとうございます。


一部報道にありましたように、昨日会見を開かせていただき

やなな映画プロジェクトをいったん白紙にさせていただき再スタートを切ることが決まりましたのでここにご報告いたします。



一昨年の12月にスタートしたこの企画は、当時橋本以蔵監督から企画案をいただき快諾をさせていただきました。

脚本も監督に書いていただきメインスポンサーやテレビ局、タレント事務所や配給会社などの座組がされました。

ところが去年の6月ごろから、企画会社の株式会社PKP(橋本以蔵監督所属)とその関連会社(メインスポンサー)の資金繰りが急激に悪化し、座組が崩れだしました。
※資金繰りが悪化したことと本映画は無関係です。

PKPや関連会社は代わりとなるスポンサーや一旦崩れたキャスティングの交渉にまわり、すぐに製作するのは困難な状況に陥りました。


佐藤の役割としては

・原案

・脚本、キャスティングなどの監修

・岐阜でのロケ地交渉、ロケイベントの企画

・テレビ局との交渉

・行政との折衝

・撮影スタート時のホテルやケータリング手配


というものがあり、それぞれの業務を遂行してきましたが、あくまでも発案、企画者はPKPであり、スポンサー含め全体プロデュースはPKPさんの役割でした。


我々は幾度と無く東京のPKPに伺いましたが、そのたびに軌道修正報告や新たなパートナー候補の交渉報告を聞きました。

一抹の不安もありましたが、資金繰りが悪化した後ももPKPは実際に映画を製作・公開していましたし様々な動きをしていただく中で新たな脚本、新たな監督もご紹介をいただき新体制の構築をはかりました。

ただ、タレントさんも配給会社もテレビ局も【交渉中】な案件が表に出ることを非常に嫌いますのでこれらの動きは一部の信頼を置ける人間やひとひとスタッフ以外にはお話することが出来ませんでした。


映画には本当にたくさんの資金と人が関わっています。
それらの色んなタイミングが合わないとスタートが出来ない。

予算が少し変わればキャストレベルも最初から組み直し、メインキャストが代われば共演者もNGが無いようにしなければならない

この監督とこと女優はダメ、この配給会社とこのテレビ局は相性が悪い


・・・・・
そんなこと言ってたら何も出来ないでしょ!

でも【業界はそういうものだ】と言われれば待つしか無い


長期間に渡りこんなジレンマと戦う日々が続きました。



2014年春の公開を目指す



こう名言をしている以上、遅れるにしても何かを発表させてほしい

繰り返し申し出ておりましたが先ほどのように【交渉中】のものがたくさんあり、なかなか実現にはいたりませんでした。


この映画は国から1,000万円の助成金も取れておりましたが、今年度中(2014年3月末まで)にその何倍もの資金調達が出来ていないと使えないもので、これをどうするのかも大きな課題となっていました。

ちなみに映画の予算は5,000万円~1億2,000万円(座組案により何度も変動があった)です。
よく、『そんなにかけず安くやればいい』とおっしゃられる方がいらっしゃいましたが、予算を含め全体プロデュースはPKPが行なっており、原作側の私どもから口出し出来ることではありませんでしたのでご理解をいただきたいと思います。


今年に入り、私の中で『今のチームではもう無理だろう』との思いから再び上京。
相変わらず色んなご提案を受けましたが資金について尋ねると0という回答がありました。

当初は3,000万円~5,000万円をPKP及び関連会社が準備し、他をスポンサーで埋めていくという話でしたがその予算が0円になったという話が正式に出たのはこれが初めてでした。



このお話を受け、まだPKPさんが交渉中のものがいくつかあるようですが、ここは一度白紙に戻し、企画を私どもにいただきこちらで再スタートを切らせていただきたいとお話をさせていただき、その後話し合いを経て昨日の共同会見となりました。


会見には東京からPKP担当者、関連会社元役員に来ていただき同席をしていただきました。


未だに撮影に入れていない事実の説明とお詫びをさせていただき今後の構想をお話させていただきました。

映画製作を諦めたわけではないが、より少ない予算で多くの人に観ていただくのはテレビドラマや他の手段もあるのではないかという話もしました。




あらためまして、お約束をしたことが叶っていないことを深く深くお詫びを申し上げます。

でも私は諦めません。


何かの形できっと皆様に喜んでいただけるよう新たなるスタートを切らせてください


クラウドファンディングで映画のチケットを楽しみにしていただいてる皆様にはもうしばらくお待ち願いたいです、本当に申し訳ございません。


PKPさんとの企画を打ち切りにさせていただくのはやななの作品制作の実現に向けた新たな一歩だと考えております。


やななと歩んだ足掛け5年も決して順風満帆じゃありませんでした。
今はどん底ですがそれも過程です。
まだまだ柳ケ瀬や岐阜の活性化のために努力を惜しまず皆と手を取り合いチーム一丸で頑張ってまいります。


今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。





最後に・・

私どものような小さな街づくり団体に光を当て、夢を与えてくれた橋本以蔵氏に心より感謝します。