ピアノも歌も、楽譜を読む作業が大事です。
鍵盤を目の前にしたら、すぐに弾きたくなっちゃうのはわかります。
だけどピアノが弾けるようになる一番の近道は、まず歌うこと。
音の高さ(音高)を知るためには、声に出して読む。
国語の音読と同じように自分の声で読み上げると、
最初はなんだかわけがわからなかった曲も、
だんだん理解できるようになり親しみが湧いてきますね。
知っている曲を毎日好きなように弾くのなら、
レッスンに通う必要も、新曲に苦労する必要もないわけで・・。
でも、生徒さんたちは”単に弾く”だけじゃなくて、
大好きな音楽の世界を、もっと深く広く知りたいから
こうして毎週レッスンに来てくれているのです。
私はその思いに応えたいと、常に思っています。
また生徒さんだけではなく、先生にも同じことが言えます。
新曲を弾く時には、ざっと両手で通してから細かな音を
知るために歌ったり片手ずつ弾いたり、部分練習したりします。
一日で難しい曲を弾けるようにはならないので、繰り返し毎日
やり方をあれこれ変えながらその楽曲と”お知り合い”になるのです。
さらに、歌の場合も同じく。
外国語の歌詞を覚えるときには、結構時間がかかります。
だって、母国語ではないのですから~。
母国語であっても、やはり音読を繰り返して暗記していきます。
辞書で意味を調べることも欠かせません。
メロディの流れやリズムの変化は母音でさらいます。
音程を正しく取るために、です。
また、フレ―ジングはどう読み解くか。
アゴーギグ(速度法)は?
それらに対応してブレスはどこで取るのが一番ベストなのか。
アーテキュレーション(スタッカートやスラーなど)にも留意し、
デュナーミク(強弱)も忘れずに。
歌に関して非常に重要なのが”ブレス”です。
本番は心拍数が上がるので、息切れしやすくなります。
緊張すると息が浅くなりがちです。
深く息を吸ってフレーズの最後まできれいに歌うために、
普段からステージで起こりそうなことを想定ながら
練習していくことが重要ですね。
ピアノにおいても然り。
ピアノはポン!と鍵盤を押せばネコちゃんでも誰でも音が出るので、
正しい音程を自分の力で作る必要はありません。
でも、やはり・・・基本は”うた”。
①音を声に出して階名で読む。
②手拍子でリズムを叩く。
③音程とリズムに気をつけながら、もう一度歌う。
④エアピアノで片手ずつ弾く。(どの指を動かすかを意識する)
⑤ピアノで片手ずつ弾く。
⑥両手奏。
なんだかくどくってウルサイ先生のようですが、
これらを一回だけじゃなくて、数回ずつ繰り返しながら順序立てて
練習していくと一番早く上達します。
・・・いやいや番外編で、いきなり弾いてみようと促すこともあります。
(レッスン内で・・ね)
また、毎日のこの根気の要る作業にイヤケがさすこともあるかも
なので、そのためにセンセは”シリーズもの”と呼ばれるオマケを
出しています。
または・・・レヴェルに合わせたお楽しみ楽譜を出したり。
(小学校低学年には、「アイカツ」とか)
そうして適度に”適当”な遊びも入れつつ、
本気で弾く曲はじっくりと本気でやる。
遊びも練習になるように仕組んではいますが(笑)、
でもそれはやはり補助の教材としてですよ。
しっかし・・・
みんなその”オマケ”になぜかアツくなるのは・・なぜかしら?
オマケ、ごほうび・・・みんな大好き!お目目キラキラ♪
子供って、やっぱり面白いです。
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