表社会から裏社会まで縦横無尽に飛び回る、あの“キツネ目の男”こと怪人宮崎学がR-ZONEをプロデュース!
ときにはご本人も降臨するとの噂も!?
乞うご期待!
(R-ZONE編集部)
宮崎学プロデュース「極道ちょっとイイ話」
■昔のアフガンには日本のヤクザもCIAもいたそうですよ
読者の皆さん、こんにちは。
暴力団排除のエスカレートぶりが気になる今日この頃ですが、宮崎学先生が暴排に異議あり! というご本を出されました。
『現代ヤクザの意気地と修羅場 現役任侠100人の本音』です。
最近の暴排の現状、激動期に生きるヤクザの本音に迫っています。
発行/双葉社 定価/1512円
先生は、「ヤクザは美化されるか、極悪集団として描かれるかのどちらかだが、いずれも実態を反映していない。賞賛されるべきではないが、徹底的に排除する存在でもない」と話されています。
全く同感ですので、取材でお聞きしたちょっと面白いお話やいいお話をご紹介していきたいと思います。
最近は、やはりイスラム国が話題です。
「ワシらもやりたい」というのではなく、「テロはけしからん!」というお話ばかりです。
「なんでヨルダンに頼むかなあ。国王も死んでしもうたし。ああいう時には、『地元の有力者』にカネ持っていくのが一番」と、ある親分。
「なんていうの、族長? ヤクザの親分みたいのが必ずおるから、まずはそいつに取り入る。そういうのが得意なのがCIAやね。そもそもアルカイダだって、ソ連のアフガン侵攻対策でCIAが育てたんやし。中東までせっせと出かけて、イスラム義勇兵にカネと武器をじゃぶじゃぶと与えて、あんなふうにしてしもたんやね」
なるほど、エージェントは山奥に出かけるんですね。
「アフガンは昔からケシの産地で、いろんなアウトローが出入りしてた。今はアヘンの利権はタリバンが握ってるが、前はワシの知り合いも行ってた。今でもたまにテレビに出てくるCIAの大物をよく見かけたそうだわ。昔は痩せててシャブを売ってたと(笑)」
シャブですか(苦笑)、ではCIAに学べということでしょうか。
「まあ、蛇の道は蛇ってことだよ。日本はスパイの養成ができないから、これからもテロの標的にされる。佐藤優さんみたいな優秀な人を逮捕してるところを見ても終わってる」
なるほど……って、感心してる場合でないですね。こういうノウハウをヤクザに学べるスパイはおられないのでしょうか。
吉原美姫(よしわら・みき) 『実話ナックルズ』や今はなき『実話時報』などで日本社会の裏事情を取材。「いわゆるフツーの媒体で書けないことを書いていきます」
CIAの凄腕エージェントすらトリコにしちゃう覚せい剤って……