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先月は中国との貿易協定で大荒れ状態になった台湾ですが、今度は原発政策を巡って国全体で反対運動が激化しています。台湾の最大野党である民進党の元主席が22日からハンガーストライキを開始し、それに続くような形で各地でも原発反対デモや集会が増加しました。台湾では第4原子力発電所の建設作業が始まっており、それに対して地元住民等が一丸となって反対運動をしています。

各地で数万人規模の集会やデモが発生した結果、馬英九総統は住民投票で民意を問う方針を決めました。ただ、与野党で住民投票の実行方法に関して意見がかなり異なっているため、しばらくは議論が続くことになりそうです。原発の工事は既に9割が終わっているとのことですが、福島原発事故の後は停止状態になっています。良くも悪くも福島原発事故が台湾の原発を止めてくれたと言えるでしょう。


☆原発建設中止求めハンスト=元民進党主席の林氏-台湾
URL http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014042200862

引用:
【台北時事】台湾社会に影響力を持つ市民運動家の林義雄氏(72)が22日、台北市郊外で建設中の「第4原発」の建設中止を求め、無期限のハンストに入った。林氏は「台湾人の大多数は建設中止を望んでいる」と訴え、馬英九政権に再考を求めている。林氏は最大野党・民進党の元主席(党首)だが、反原発の一貫した姿勢や、民主化運動への貢献などから、党派を超えた人望がある。
:引用終了

☆馬総統、野党党首と会談 台湾 原発問題で
URL http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/chn14042521160006-n1.htm

引用: 
2014.4.25 21:16
 【台北=吉村剛史】台湾の馬英九総統は25日、台北市内の総統府で最大野党、民主進歩党の蘇貞昌主席(党首)と会談し、北部で建設中の台湾電力第4原子力発電所問題について協議した。馬総統と野党党首との会談は2008年の就任以来初めて。

 約90分の会談はテレビでも公開された。脱原発をめざす民進党の蘇主席は、建設の可否を問う住民投票の即時実施や、有権者の過半数の投票が成立要件となる住民投票のルール緩和を求めた。
:引用終了

☆台湾最大野党の元党首が原発抗議で無期限ハンスト突入/台湾
URL http://thepage.jp/detail/20140425-00000002-wordleaf

引用:
 両岸サービス業貿易協議の是非をめぐる、学生らによる国会占拠騒動が一段落した台湾で、またも大きな騒動が発生した。台湾の最大野党・民進党の元党首、林義雄氏(72)が、台北市にほど近い新北市に建設中の「第4原子力発電所の廃止」などを訴え、4月22日から無期限のハンガー・ストライキを始めた。林氏は死を覚悟しており、一切の救急手段を拒否している。林氏の行動を受けて、反原発運動、反馬政権の動きが再び活発化し始めた。
:引用終了

☆台湾 原発建設中止求め大規模デモ


☆3月27日 今秋臨界が予定?されている台湾の第4原発