ヤンキースの田中投手、ナイスピッチングでしたね。
アメリカでの初実戦とは思えないほど、落ち着いて投げていたのが印象的でした。
日本の報道では、滑るボールや固いマウンドへの対応が心配されていたが、全然、問題なさそうでした。
わしもアメリカで投げた事があるが、環境が変わると、いろいろ違いがあるのはあたりまえで、それをいちいち気にするのはナンセンスなことと思います。
実際、マーくんも、この質問にはうんざりしているのではないでしょうか。

アメリカでも話題になっているスプリット、めちゃめちゃ落ちていました。
高めに抜けたのが1球あったが、すぐにアジャストして低めに投げていました。
わしが特に、おっ、と思ったのは、プレイボールがかかった直後の1球です。
1イニング目も2イニング目も、先頭打者の初球は、すばらしい速球がアウトローに決まりました。
これは、ボールやマウンドに適応できている証拠でもあるし、味方の攻撃中にベンチ前でキャッチボールができないルールにも適応できているとういうことです。
さすが、一流の選手は、適応力がすごいです。

投球に関しては、細かい課題はあるものの、ここまで順調にきているように思います。
これからは、中4日の登板間隔になれることと、その調整方法を見つける事が課題になるでしょう。
メジャーの場合、本番の登板日から逆算して、しっかり中4日か中5日で登板スケジュールを組んでくれます。
わしのルーキーイヤーは、こんな感じでした。
3月4日(3回)が初登板で、9日(4回)、14日(4回)、20日(5回)、25日(6回)、30日(5回)、計6試合、27回、投げました。(4月5日がメジャーデビュー)
日本の場合、オープン戦の試合数が少ないので、こうはいきません。(約15回程度)
メジャー式は、しっかり1ヶ月間、中4日の登板間隔を経験させてくれるので、いい調整ができるのです。
ゲームで投げ込むので、感覚やスタミナ、そして、調整のペースまでしっかり仕上がるというわけです。
日本の投手も、ゲームでたくさん投げさせてあげたいのですが、まだ、その環境は整っていません。

火曜日と水曜日、札幌ドームへ、ファイターズ対ジャイアンツ、観に行きます。(HBCラジオで解説するよ)
木曜日は、浦河の牧場を訪問する予定です。

ほな、また。