先日久しぶりにレッスンにいらした生徒さん。
80歳を越えてもなお、大好きな歌を続けていらっしゃいます。
今年の発表会を最後に、引退しますと明言されてのご参加。
寂しいことおっしゃらないで~と、私は嘆いています。
一番大好きな歌は「帰れソレントへ」。
アルトの美声で80歳代とは思えない声量で朗々と歌われます。
発表会ではこの曲と、「バラがさいた」を会場のみなさんと共に
歌いたいとおっしゃって。
私は本番でも伴奏をしながら一緒に歌います。
今からとても楽しみにしています。
私の歳の倍ほども違う人生の先輩との時間。
レッスンでは私が指導をしますが、おしゃべりする中では
教えていただくことばかり。
やはり、ご苦労して長年生きてこられた方の話は勉強になります。
そうそう、余談ですが・・。
久しぶりのレッスン室にその方がいらして、開口一番、
「先生、物がずいぶん増えましたこと。」
「・・(^_^;)。はい。・・ああ、今発表会の選曲中で、
別室から楽譜をここに積んであるので~。」
「あら、そうなの?そうよね。先生、随分たくさんあるのね。」
・・・ハイ。そうなんです。
音楽講師、楽譜がないといけません。
ピアノの生徒さんたちは、この時期大量の楽譜を目にするので、
「先生って、いっぱい楽譜を持ってるんですね~!」
と妙に感心されます。
いやいやみんな、いつもはこの部屋に置いていないだけで、
別室にこの10倍以上はあるんだよ~。
・・・そう、楽譜はね。
減らしたくても減らないんです。そして、置き場所がなくて。
楽譜は年々増える一方なのに、収納場所は増えない。
だから家中のあちこちに楽譜棚を設けたり、寝室にまで
積み上げたりして、ますます収集がつかなくなっています。
童謡・唱歌の会でもそうですが、ご年配の方とお話していて
驚くのが、”ドンドン物を減らしている”ということ。
「センセ、もう私たちのトシはね、ものを増やさないで
捨てているのよ。ま、捨てられないものもあるけどね。」
・・だそうです。
なるほど。ご同居されているご家族に迷惑にならないように?
そうか・・。
そうなると、私は今この状態じゃ・・・死ねないなァ。(笑)
なんたって、楽譜と音楽関連本、雑誌、CD、DVD、などなど
持ち物がありすぎる。
そして舞台で着る衣装もタンスの中や押し入れにギュウギュウに。
音楽を生業とする者は収納スペースをたくさん持ってないとダメだ。
しかし、このご時勢&我が家の家庭事情ではこれ以上は収納を
増やせないゾ。
こんな時、私は宝くじが当たったならどんなにいいか~!
と無性に願い、一人妄想するのです。
宝くじが当たったら、
①庭付き一戸建てを買う。
②しかも地下室付き。
③そこにはひろーい防音室。
④レッスンで必要な物を全部その部屋にまとめて収納。
壁一面の楽譜棚。
⑤ピアノはグランド(SK)を2台。
・・・なんてありがちな・・・夢でしょう。
しかもわが街で地下室を作った場合、大雨が降ったら即浸水しそう
ですので、速攻アウトです。
関東平野はやはり広い。高台なんかないもんね。
ひとしきり妄想したあと我に返り、(ふい~~っ)とため息を
つきつつ、選曲し終わった楽譜を棚に戻すため、
縦置き横置きスキマにもと、ギュウギュウに詰め込んでいます。
どうして、出した時より楽譜が増量しているんだろう。
棚に収まりきらずに途方にくれる・・・真夜中です。
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