金融ってものには無理がある。
大きな、大きな、無理がある。
利子ってやつだ。
利子をとるのが悪いって言ってるんじゃない。
いいとか悪いとかナシに、実際問題として無理があるんだ。
ある日、僕があなたから1万円を借りたとする。
でもって、つぎの給料がでたら利子10%をつけてお返しすることにしたとする。
給料日になって、僕は1万1000円をあなたに渡す。
「あのときは助かったよ。ありがとう」なんて言うかも知れない。
ここでの利子1000円は、僕たちの約束で発生した。
でも、もともと世界のどこにも存在してた(出回ってた)おカネじゃない。
僕からあなたに払うだけだったら、僕は給料をもらうなり何かを売るなりして、その1000円を用意すればいい。
僕とあなたしかいない世界じゃないんだから、外部から調達すればいい。
上での例でもそう。給料は外部から来たおカネだよね。
ふたりのあいだでは、約束が守られてメデタシメデタシ。
でも、世界規模で考えると、その時点でかすかなヒズミが生まれてる。
ふたりの約束から、ポコンと生まれた1000円っていう数字。
僕はそれを埋めるために、世の中に出回ってるおカネから1000円を調達してあなたに渡す。
「実際にある世の中のおカネ」のうちの1000円が、あなたに吸い上げられた、ってことになる。
利子っていう架空の、「取り立てる権利」っていう真空状態によって吸い上げられた。
100%しかない世界で、その100%の枠外から追加的な請求が生まれた、ってことだ。
利子の額面が大きいほど、当然このヒズミが大きくなる。
毎日毎日、世界では合計どれぐらいの利子が発生してるか。
考えるつもりもないのに気が遠くなるわ。
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さて、人と人のあいだでさえこうなんだから、国家が利子をおった場合はどうなるか。
10億円を借りて、10%の利子をつけて返すとしたら。
まず、国民から、国に1億円が吸い上げられることになる。
しかし、それでは国が疲弊してしまうな。
栄養がカラダからアタマに吸い集められることになる。
自分で自分を食うようなもの、とも言える。
じゃあ、がんばって輸出を増やそう、外からおカネを持ってこよう。
他の国からおカネを吸い取ることになる。
相手国のおカネはもちろん減る。
なに、もうおカネがないから我々から買いたくない?
貴様らも、借りるなり売るなり頑張って調達すればよかろうが。
なに、無理? ふざけおって、懲らしめてやる。
となれば、なにか理由をつけて戦争しちゃうかも知れない。
世界の国々がそうしあってるんだから、ヒズミはめぐって、広がって、積もってく。
だから国の借金は減るわけがない。増える一方な宿命にある。
ゴミ捨て場には、いずれゴミを捨てる場所はなくなる。
同じように、世界が金融のヒズミでうずもれてきた、けど誤魔化しながら維持してる。
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金融って仕事で生活してるなら、稼がなきゃいけない、ってことで利子をつけるよね。
大げさに言えば、その時点で破滅へのカウントダウンに一役買ってるのさ。
もし、あなたが善意ある金融関係者なら、この言い方に気分を害されないでほしい。
金融はそういうものだ、ってことを呑みこみつつ、おカネを融通してやる相手とやり方を選んでほしい。
すぐには儲けになりにくいかも知れないけれど、慈善事業だとか再生可能エネルギーだとか、それ以外にも融資・投資の先はあるだろう。
それとも、人々の自立を助けるマイクロローンかな?
なんにしても、現行の世界では、金融で人助け・社会貢献ができるのは確かだ。
応援したい事業・発展してほしい事業におカネを融通してあげてくださいませ。
それに、破滅へのカウントダウンを本当に進めてるのは世界の金融ボスだ。
そもそも国家ってものが、だれから借金してるのか、っていうと中央銀行だよね。
中央銀行が、おカネを発行して、国家に貸してる。
すなおに考えればヘンな話。
国が国のおカネをつくるなら、借金ってことにしなくていいじゃない。
でも、中央銀行の持ち主たちは、国家よりもエライことになってる。
その人たちが国家に、あなたはおカネをつくっちゃいけない、私たちがつくる、そしてあなたに貸す、ってことにしてる。
彼らは、ごく少数で、超多国籍的に中央銀行を所有してる。
世界の人たち・企業たち・国家たちは、彼らに、実際にあるおカネを吸い上げられてるのさ。
まあ、一部の特権企業たちは別だけどね。
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この記事には続きがあります。よろしければ。
「金融の無理。への反応。」
http://ameblo.jp/eigo-garage/entry-11805674795.html
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