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<オバマ大統領>南シナ海「国際法で解決を」 中国を非難



 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は28日、米東部ニューヨーク州ウェストポイントにある陸軍士官学校の卒業式で、外交政策について演説した。大統領は「中国の経済的な台頭と軍事的な拡張が近隣諸国に懸念を与えている」と非難。南シナ海について、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による紛争回避のための「行動規範」策定の取り組みを支援すると表明するとともに、国際法にのっとった解決を促し、中国をけん制した。

 大統領は昨年、シリアの化学兵器問題でアサド政権に対する限定的な軍事力行使をいったん決断しながらぎりぎりで見送った。大統領は「米国は世界の警察官ではない」と述べて国民に理解を求めたが、野党・共和党などからは米国の威信が揺らいだと非難を浴びた。また、こうした外交姿勢がロシアによるウクライナ・クリミア半島の編入を許すことにつながったとの批判も出ている。大統領の外交政策演説はこれらの批判に反論する形となった。

 大統領はシリアに軍事介入しなかった判断について「正しい判断だったと信じている」としたうえで、「独裁者に立ち向かうシリアの人々を助けるべきではないということではない」と強調し、反体制派への支援を強化する考えを示した。また、シリア難民の受け入れや国境を越えて活動するテロリストと戦うシリアの隣国への支援も促進する考えを示した。

 米政府高官によると、米議会とともに反体制派への軍事支援を検討しており、反体制派の訓練や装備品の提供などを想定しているという。

 ウクライナについては「米国の指導力で世界がロシアの行動をただちに非難した」とし、米国がロシアを孤立化させる国際世論を形成したと主張。米国が同盟国や国際機関と協力する中でウクライナで大統領選挙が行われたことに触れ、「ウクライナ国民が自身の将来を選択する機会を与えた」と語った。