【セミナー】プロジェクトを買う。「購買で応援する」の先にある「投資で応援する」 | THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

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「40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」から改題。
書評ブログを装いながら、日々のよしなごとを、一話完結で積み重ねていくことを目指しています。

7月23日に、マザーハウス本店で行われた『Motherhouse College』に参加してきました。


Motherhouse Collegeは、マザーハウスの山崎副社長が主催されているセミナー(勉強会の方がニュアンスが近いかも)です。
ゲストの方がこられて、その方のお話を聞いたり山崎さんとの対談があったりという形で進んでいきます。

現在、「モノにあふれた時代のモノの買い方、売り方」というシリーズが開催されています。
今回のテーマは『プロジェクトを買う。「購買で応援する」の先にある「投資で応援する」
モノつくりというと技術的な面、さらに販売の方法に目が行きますが(もちろんそれも大事です)実は「資金」が必要不可欠です。特にモノづくりの場合、初期投資に多額のお金が必要になることが多いです。その資金が準備できないがために起業をあきらめざるを得ない場合も見受けられます。ですから、モノつくりとお金は切っても切れない関係になるはずなので。

ゲストスピーカーはミュージックセキュリティーズ(株)の猪尾取締役でした。
ミュージックセキュリティーズはこんな会社です
ミュージックセキュリティーズ(株)HP

日本のマイクロ投資の先駆け的な存在です。一般の方が少額から投資ができ、それを集めてファンド化して、企業に投資していきます。大きくいえば「クラウドファンディング」の一種ですが、寄付ではなくあくまで金融投資です。リターンもモノではなくお金で戻ってきます。

また、震災のあともすぐに『震災復興ファンド』を立ち上げられて、僕はそのとき会社の存在をしりました。

僕が出資しているのは以下の4つのファンドです。
鵜の助4人の漁師ファンド
歌津小太郎こぶ巻ファンド
山内鮮魚店ファンド
ベトナムONE 第3次

『震災復興ファンド』がフックになって会員になったのでこういうラインナップになってます。今回あらためHPを見てみたのですが、復興ファンドに限らず、さまざまな分野でファンドを組まれています。

こうした投資をする人は、儲けを期待して出資している人は少ないと思います(いないと言ってもいい)自分が好きな物、気になるものを応援したい、少額でも出資をすることでコミットしたいと思っている方がほとんどでしょう。

ただ、実際のリターンは平均すると1~3%です。平均ですから上下にブレはありますし、中には原本割れしているものもありますが、平均で考えると銀行金利より高いわけです。うまくいろいろなファンドに分散投資できるなら、リターンを期待した投資先としても考えらられないわけではありません。

日本の場合、金融投資が胡散臭いもの、怪しげなものといイメージが根強くあります。変わってきたとはいえ、
「投資?よくわかんないし危なそうだから、預金でいいよ」
という人がまだまだ大勢います。

ひふみ投信の藤野英人さんから以前セミナーでうかがった
「投資をすることはお洒落で知的でかっこいい!社会貢献です!!」 というフレーズに100%賛同してます。
投資は本来、誰かを応援する行為です。いますぐ必要でないお金を、いまお金が必要な人に流していくものです。だから、正しく運用される限り、胡散臭いものではありません。「かっこいい」ものだと思います。

そういうイメージがもっともっと浸透していくといい思います。そして、投資に興味をもって少しでも学ぶ人が増えることを望んでいます。そのために自分にできることはないだろうか、と考えています。キーワードは「わくわく投資」だと思っているのですが(笑)そうした方向に動いていくように微力でも尽力していきたいと思います。

もちろん、こうしたマイクロ投資は、事業者(資金の受け手)にとっても大きなメリットがあります。細かくは書きませんが、マイクロ投資は、いまの資金調達法の隙間を埋めることができる手法だと信じています。

今回、猪尾取締役のお話しを直接うかがう機会を得たことで、いままで考えてきたことに対する想いが一層強くなったと感じています。その想いを忘れずに、少しずつ動いていくようにします。