3月の末になっても吹雪くこともあり、なかなか春らしいお天気にならない今年のノバスコシア州。

おかげで森の生き物も、食べ物を探して家の庭にちょくちょく顔を出します。





そんな中、ノア・イースターの合間を縫って、到着する予定の3人を迎えにトロントまで行ってきました。

オンタリオ州も北部は雪の、この日。





トロント市内は快晴でした!

空港内だけで過ごすのはもったいないので、バスや地下鉄を乗り換えて、イートンセンターで昼食。




ちょうどこの日は主人が日本出張から帰ってくる日に当たったので、任せてしまおうか?とも思ったのですが・・・。

良かった。一人に任せなくて!何故かというと・・・。

エア・カナダには8歳~11歳までのお子様が一人で飛行機に乗られる際、『お子様一人旅』というサービスがあり、有料で受けなくてはなりません。

また12歳~18歳までのお子様は、任意でご利用が可能です。

ちなみに、8歳までのお子様には、16歳以上の付き添いが必要となります。

詳しくは、こちらをお読みください。




このサービスを利用した10歳と13歳のお子様は、エア・カナダの係員に連れられて、成田からの航空便の遅延はあったものの、無事に到着され、頼んでもいないのに!ポーターサービスまでつけてもらって、出てきました。おかげで、$12請求された私。。。

手荷物を受け取るところにいる主人と携帯のメッセージでやり取りしていたのですが、中にいる高校生の子のスーツケースが出てこない!というのです。

「乗り継ぎの時間があるから、とにかくクレームを上げて!」

と私。

主人がクレームに付き合っていた間に、

「私たちは、もう待てないから、2人は航空券があるでしょ?搭乗ゲートで合流しよう!」

『お子様一人旅』のお子様たちは、トロントからの国内便のチケットを日本では発券してもらえないんです。だからチケットの発券カウンターに、スーツケースなどの荷物を持ってレッツゴー!

ところが・・・。

あれ?主人もここに???

どうやらこの高校生、チケットを無くしたらしい。。。

スーツケースも、実はターンテーブルに出てきていたのに、自分のだと気づかなかった・・・らしい・・・。こら~~~っ!

*注意:日本のご両親の皆さん、お願いです!自分の荷物は自分でスーツケースの中に準備させてあげて下さい!スーツケースの色も特徴も分からず到着すると、こんなことになります。信じられないけど。。。

チケットカウンターは長蛇の列。

悪天候によるキャンセル便続出のせいです。

とりあえず、一人でもチケットを持っている人は飛行機に乗らないと、この便に乗り遅れたときが大変!と、主人を搭乗ゲートに走らせました。

この時すでに、搭乗時間でした。

ハリファックスのように小さな空港の場合、交渉すれば乗り遅れそうな人は先に話を聞いてくれますが、私がいくら搭乗券を見せ、乗り遅れるから!って言っても、ダメ!

私たちの順番が回ってきたときには、既に乗るはずだった便は空に飛び立っていました。

カウンターの女性が4人分の新しい空き席を探す間、私はホストファミリーに電話連絡。

本来の到着予定は夜の10時でした。この時点では、きっと1時間先になるだけだろう・・・とホストファミリーも優しく応対してくれてました。

でも・・・。

取れたのは、夜11時トロント発!ハリファックス到着は、2時すぎ!!!

しかも!チケットを紛失した高校生と私のチケットは、発券した後だから$150ずつだと!!!

必死で成田便の遅延を訴え、スーツケースが出てこなかったんだと嘘をつき!・・・ごめんなさい。何とか高校生の分は、取られずに済みました。

私が2人の『お子様一人旅』の付き添いで、いくらこの子達と一緒に行動しなきゃならないんだとは分かっていても、ここまでは免除できない・・・と私は自腹を切らされました。。。痛っ!

でも、チケットを見たら、他の理由を上手く使って、$87にまけてくれてました。少しだけ感謝・・・。だって、『お子様一人旅』のお子様たちのせいではなかったから、請求できないですもん。。。こらっ!一人でハリファックスまでたどり着く予定だった高校生!君だ!君!

とはいえ、頼まれてトロントでお迎えしたわけではなく、かといって置いていくわけにはいかなかったわけで・・・。

だから彼には空港での4時間の待ち時間、私に尽くしてもらうことにしました!

そう、『子守』です!笑





この高校生、結構優しい子で、弟や妹がいるから慣れていて、特に10歳の子がじっとしていられないので、一緒に店を回ったり、遊んでやってくれました。だから、許そう!

11時になって、ようやくトロントを出発~!というときに、アナウンスが・・・。

「ハリファックスは、フローズン・レインになっています。滑走路が凍っているため、着陸が難しいと判断されれば、この飛行機はモントリオールに向かいます。」

「え~~~~~~~~っ!」

またホストファミリーに連絡しなきゃ。。。

夜中の2時過ぎの到着って告げたとき、一人のホストマザーは切れました。

切れられても、困るんだけど・・・。それに、お宅に来る予定だった子、私がここにいなかったら、きっと今頃スーツケースも航空券もない状態だったんですけど。。。(汗)

あとの二組は、何時になってもいいよ。とにかく待ってるから、気をつけて!と優しい言葉を返してくれました。

ハリファックスへの到着間際、機長からのアナウンスが。

「ハリファックスは、今フローズンレインが少し止んでいますので、着陸を試みます。でも、かなり凸凹ですので、揺れます。安全姿勢で構えてください。」

・・・風にあおられ、ちょっと恐怖の着陸・・・。

ところが、この機長さん、凄い!とってもスムースに無事、着陸してくれました!


機内はもちろん拍手喝采!


そして、無事、3人ともホストファミリーの元へ・・・。






最後のファミリーの到着を待っていたら、いつのまにか3時半。


ツルツルの道路コンディションだったので、帰宅は4時を回っていました。

みんな、お疲れ様でした~。