20日(土)友人の弟さん(40代)が亡くなり、告別式がありました。

癌が発見されてから、4か月でした。

とても元気だった、彼が、どうも癌らしいの。でも、普通にご飯を食べて

いるし、動いているし、体重もあいかわらず(ちょっとふっくら)だし。。

と彼のお姉さんである友人が話していたのが6月のことでした。

癌だから、とか、残された時間は、数か月と言われても

本人も私もピンとこないの。

そんな中、検査をすると癌が体中に広がっているらしいので、、

本人も納得して、抗がん剤の点滴を受けるため駒沢の東京医療センター

に入院したというのが、6月末。

抗がん剤が効くのか、あるいはその副作用でダメージをうけるか、

トライしないとわからない。本人の意思で、抗がん剤を使ったそうです。

結局、一度目は、少し癌が小さくなったそうですが、その副作用もあり、

体重がどんどん減ってきて体力もどんどんなくなり、

9月に入って、ちょっと落ち着いたから

と自宅に今、戻ってきているの。二階のベッドで寝ているんだけど。

電話で自宅に戻れて良かったね。と話したのは9月の初めの週でした。

その後、数日で急変し、救急車で病院に運ばれ、息を引き取ったそうです。

告別式に参列した方々は、数カ月の出来事に、困惑し、信じられない

気持でいる方が多かったようで、待合室で聞こえてくる会話は

「知らなかった」「癌だと本人も気づかなかったらしい」「病気で休んで

いたのは知っていたけど」など、彼のお友達や同僚など告別式にお越しに

なっている方も悲しいというより、むしろ、びっくりして、信じられない

様子でした。

お父様を9カ月前に亡くし、彼はその喪主を務めたばかりだったそうです。

その時に参列なさった方が、まさか、そのときにご挨拶していらした

ご長男が亡くなるなんて。とお話ししていらっしゃいました。

彼の姉である友人が喪主でしたが、本当にしっかりしていて、後に残された

お母様をしっかり支えている様子をみて、急に涙が出て、、帰りの車の

中で、運転中に涙が止まらなくてこまりました。

人生は必ず、誰にでも平等に終りがきますが、、40代、、母親を残して先に

逝かなくてはいけないのは、本人もどんなにか心残りでしょう。

私の母が46歳で亡くなった時、私は自分のことしか考えていなかったけれど

娘に先立たれた祖母はどんなに辛かったのだろなど、いろいろなことを

考えました。

生かされている自分は、先立って逝ってしまった方の分まで

その時間をもっと有効に、大事に使わなくてはいけない。と

あらためて思いました。

彼のご冥福を心からお祈りします。 合掌