子宮頸癌ワクチンはいらない(3/4)
2010年08月20日 | 医療問題《3》

 「女子大生リボンムーブメント」なる自称「学生団体」があって、以下にいささか分不相応な派手なホームページを出している。
http://ribbon-m.com/
 
 一見してどこからか資金援助してもらっているだろうとわかる、整いすぎた、プロがつくったとわかるHPである。
 この連中のことは毎日新聞2010年7月23日付け夕刊の記事(?)で知った。
 記事に?マークをつけたのは、このページが学生主体に作られているように見せかけながら、なにか宣伝のような、いかがわしさを感じさせるからである。


 「子宮頸がん検診を受けて!」という見出し。さらに「 女子大生リボンムーブメントが啓発活動」「防げるのに毎日10人が死亡」とくる。

 記事を書いたのは、大妻女子大・牧ゆうなと署名がある。
 リードにはこうある。
 「最近、学校や駅の掲示板などで、子宮頸がん検診のポスターをよく見かける。20~30代女性で発症率第一位と言われるがんである。にもかかわらず、この病気の認知度は高いとは言えない。そんな子宮頸がん検診の啓発運動を展開している『女子大生リボンムーブメント』という学生団体に話を聞いた。」


 毎日新聞の記者に「こう書け」と言われて、この子はな~んにも考えずに名前を貸しているいるのだろう。毎日新聞がどれほど嘘つきで、製薬会社や官僚からカネを受け取って記事に仕立てているかを知りもしないで、ご立派なことを抜かす。

 この記事でも、私にメールをくださった医師と同じく、子宮頸癌はHPVウイルスが原因で発症する、と言っている。定説になったいるわけでもあるまいに、製薬会社の言いなり。


 それに性交渉があれば60~80%の女性が感染する、ありふれたウイルスだと、脅している。「多くの場合、HPVは体内の免疫力によって自然消滅するが、約10%の人は消滅せず、長期感染となる。さらにその中の約10%の人の細胞の異常(異形成)を発生し、その一部の人が子宮頸がんになるという。」


 いかにも医学的な記述のようだが、この何%という数字自体がきわめて怪しい。データを出すのは医者なのだろうが、みんな製薬会社からカネをもらって、製薬会社に都合のよい結果を出すのである。
 「性交渉があれば60~80%の女性が感染する」などと、恐ろしいことを言われれば、近頃の女子大生はほとんどが性交渉は日常茶飯事であろうから、みんなドキッとしてしまう。


 みんな理科をまじめに勉強していないから、最初に「性交渉があれば60~80%の女性が感染する」と聞かされれば半ばパニックになるだろう。「多くの場合、HPVは体内の免疫力によって自然消滅する」は耳に入らない。

 だいいち、この60~80%のいい加減さ。何を根拠に言うのか。60~80って、ほとんど統計的確かさを疑う数字の幅ではないか。せめて60~65%なら信憑性も出てくるのに、デタラメであることを自ら白状しているようなものだ。

 「どうってことないじゃん」と答えればいいのに、この「女子大生リボンムーブメント」の女どもは啓発運動をしたいから、調査と称して、しつこく食い下がっていく。

 「(子宮頸癌を)防ぐには、予防ワクチン接種や検診による早期発見が有効だが、日本では年間約8000人が発症し、約3500人が死亡しているという。毎日10人近くの人が亡くなっている計算になる。予防できるのに失われる命を救おうと、『大切なことを、大切な人に、大切だと伝える』ことをコンセプトに始まった活動が「女子大生リボンムーブメント」である。」

 と、こういう展開になっている。

 で、その活動とは、20代女性をつかまえちゃあ「意識調査」と称してアンケートを押しつけ、同世代の意識や考え方を知ってもらおうという試みをしているそうだ。これをいずれワクチンの全額公費負担を実現しようという狙いである。

 しかし…学生の身分でよくそんな閑があるものだ。

 先進国では当たり前のように子宮頸癌検診が行なわれているのに、日本ではまだ認知度は低い、と嘆く。いつもこの「先進国に遅れている」のセリフである。


 すでに本稿で述べてあるが、こいつら閑な女子大生のやっていること、言っていることはウソである。おそらくはワクチンを製造している製薬会社からアルバイトとして雇われているのであろう。

 お医者様がいうなら確かだろう、としか思えないウブな(というよりバカな)女子大生を誑かす(たぶらかす)製薬会社も卑劣であるが、なんにも勉強しないで騙される女子大生にも責任はある。


 私は女子大生なるものを(男子もだが)信用しない。ごく一部にまじめに勉強する者はいるが、彼女らの大半はまったく勉強しない。大学の定期試験向けの勉強は(卒業するために)勉強しても、本当の勉強なんかするはずがなく、ほとんどがファッション、グルメ、セックス、ゲームなどに興じて、キャンパスライフを享楽しているだけである。


 日本では、癌では人は死んでおらず、みんな抗がん剤のせいで殺されていることぐらいは勉強すべきである。
 また癌などの検診を受けるほどに死亡率が上がることも勉強すべきであるのに、ただマスゴミの洗脳を鵜呑みにするだけ。


 『検診で寿命は延びない』(岡田正彦著 PHP新書)を読みなさいよお嬢さんたち。
 検診にともなうリスクはかなり大きいのだ。かえって検診を受けたばかりに病人にされ、大量の薬を投与されて死んで行く事例のほうが多いことがこの本で証明されている。海外では認識されているその事実はなぜか日本では知られず、検診推進派の意見ばかりまかり通っている。自分の身を守るために知っておきたい、本当のことを知らねばならない。


 ワクチンなんてまずは疑ってかかるべき代物である。どういうデータがあるのか知らないが、そも抗がん剤が根本的に効かないだけでなく、劇毒なのである。それを癌に効くとウソをついて癌患者に投与するゴマカシを医療界は長年やってきた。

 今度はワクチンだときたものだ。
 それを接種したら、誰が儲かるかをちょっとだけ考えてみてほしいものだ。
 製薬会社、病院、それを管轄する役人である。

 癌は決してワクチンでは予防できないのだ。


 記事を書いたらしき大妻女子大・牧ゆうなクンは「救える女性の命を救うために国を挙げて啓発する必要がある」と言い切るが、バカ言ってんじゃないよ。「救える女性の命を救うために」啓発するのは簡単だ。生活過程をまともにすればよく、公費を使ってただでいかさまワクチンを接種させることではない。


 啓発するなら、まず早寝早起きを励行しろ、薄い下着や短いスカートで男を誘惑するような服を着るな(体を冷やすから)、茶髪はやめろ(DNAが狂わされる)、化粧はできるだけするな(皮膚から化学物質が浸透する)、将来生まれる子どものために厚手のパンティを履きなさい、コンビニで食事をとるな、弁当を持参しろ、爪にマニキュアをするな(皮膚呼吸が阻害される)、…といったことを啓発すれば良いのである。

 これさえやっていれば、仮に「性交渉があれば60~80%の女性が(ウイルスに)感染する」としても、な~んにも心配することはない。


 だが、ウソで固めた新聞でさえろくに読みもせず、テレビ「お笑い番組」だけしか理解できないアタマの「B層の日本人女性=女子大生」は、この理屈にまったく無知である。この「B層のエセ日本人」たちが簡単に騙され、まともなA層の真性日本人が大迷惑する。


 最新刊の「綜合看護」(2010年3号)に瀬江千史先生が「看護の生理学」を書いておられる。そのなかにこうある。
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 昨年の新型インフルエンザの大流行の時も、医科大学のみならず、看護大学までもが、ワクチン接種や、学内の患者発生に際してタミフルの予防投薬に右往左往したという話を聞くと、「生活過程をととのえる」という看護の専門性はどうしたのですか、とついつい言いたくなってしまいます。


 ちなみにいえば、筆者の診療所においては、昨年の新型インフルエンザび大流行の中で、多数の患者が来院したにもかかわらず、医療者優先といわれた新型インフルエンザの予防接種を、スタッフの誰一人受けることなく、生活調整だけで連日の新型インフルエンザ診療をのりきりました。


 これはインフルエンザといえども、インフルエンザウイルスそのものが発病原因なのではなく、ウイルスが体内に入ることによって生理構造の歪みをひきおこしてしまう、日々の生活過程に問題があるという、自ら導きだした「病気とは何か」の信念に基づいた実践であり、また「生命力の消耗を最小にするよう生活過程をととのえる」というナイチンゲールの理論の実践だったと、しっかり思っています。
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 ここではインフルエンザについて、説いておられるが、子宮頸癌ワクチンも同じことである。
 これが理論の力である。

 新型インフルエンザなる「未知との遭遇」があっても、研究者は右往左往するが、学者すなわち学一般と個別科学の一般論を把持している人間ならば何も動揺することがないことがここからも伺えるであろう。


 それから、公明党がテレビのDMで「子宮頸がんワクチンの接種は、公明党が提案した」と手柄のように自慢しているそうだから、要するにソーカと関係の深い毎日新聞(聖教新聞を印刷している)が、公明党とタイアップして女子学生が取材したかのような記事をこしらえたのだろう。