余計にイク、イッちゃってるドラマ。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio
2014-07-23 12:00:00

余計にイク、イッちゃってるドラマ。

テーマ:テレビな話

まず、「このドラマはフィクションである。」事を強調してほしい。


テレビ東京・7月期の”ドラマ24”、「アオイホノオ」が強烈。

(毎週金曜深夜。テレビ大阪のみ毎週月曜深夜。)

「炎の転校生」など余計に熱過ぎる漫画を世に送り出し、

信者を生み続けている(ある意味)イッちゃってる漫画家・島本和彦が、

「ヤングサンデー」(小学館)から、休刊のち「ゲッサン」(小学館)に移籍し連載中の、

作者自身の”ほぼ自伝的”マンガをドラマ化した。


監督が福田雄一。

”ドラマ24”で放送された「勇者ヨシヒコ」シリーズや、

伝説のヒーローギャグ漫画を実写映画化した「HK 変態仮面」を手掛けた、

こちらも(ある意味)イッちゃってるクリエイター。


で、この2人のキチガイに、主演という立場でいじられる事になるのが、柳楽優弥。

「誰も知らない」の優しい子供から、ワイルドに変貌した、

こちらも(ある意味)イッちゃってるイケメン俳優。


(ある意味)イッちゃってる3人による、(ある意味)イッちゃってるドラマで、

よっぽどイッちゃってるね。


大阪芸術大学時代の焔モユル(モデルは島本和彦自身)。

漫画家を目指しつつ、アニメーターにも傾倒していて、

当時週刊少年サンデーで「ナイン」を連載していたあだち充や、

「うる星やつら」を連載していた高橋留美子を上から目線でこきおろした、余計に熱いバカ。

第1話では、同じく大阪芸術大学で学んでいたある人物が続々と登場。


庵野ヒデアキ

山賀ヒロユキ

赤井タカミ


のちにアニメ製作会社「ガイナックス」を立ち上げる中心人物の3人が。

ほかには、のちに「サンライズ」からアニメ製作会社「ボンズ」を立ち上げた南マサヒコも在籍していて、

島本和彦って、うらやまし過ぎだろ!


パラパラ漫画の課題で、庵野ヒデアキが完成度の高いパラパラ漫画を送りだしたことに、

モユルが打ちのめされ、リベンジを誓うが、

これまた課題で自主映画を作ったものの、モユルの作品に、庵野ヒデアキが「漫画だね」とこき下ろされ、

庵野ヒデアキが作った「帰ってきたウルトラマン」に、モユルが見事に打ちのめされ、かえり打ちに。

これが焔モユルを、将来の夢「漫画家」一本に絞った瞬間だった。


今回は、福田監督の情熱と、柳楽優弥の壊れっぷりがパネェすぎて、

こりゃ今クールのドラマで要注意な作品としてマークされた事は確実やな。

この福田監督の情熱に、小学館、大阪芸術大学、カラー(庵野秀明の個人事務所)も協力してくれた事、

この企画にGOサインを出したテレビ東京、電通、東宝映像事業部(”ドラマ24”のDVDの殆どを発売)も、

立派やな~って思ったわ。


くだらな過ぎてパネぇから、毎週チェックするわ。



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