まず、「このドラマはフィクションである。」事を強調してほしい。
テレビ東京・7月期の”ドラマ24”、「アオイホノオ」が強烈。
(毎週金曜深夜。テレビ大阪のみ毎週月曜深夜。)
「炎の転校生」など余計に熱過ぎる漫画を世に送り出し、
信者を生み続けている(ある意味)イッちゃってる漫画家・島本和彦が、
「ヤングサンデー」(小学館)から、休刊のち「ゲッサン」(小学館)に移籍し連載中の、
作者自身の”ほぼ自伝的”マンガをドラマ化した。
監督が福田雄一。
”ドラマ24”で放送された「勇者ヨシヒコ」シリーズや、
伝説のヒーローギャグ漫画を実写映画化した「HK 変態仮面」を手掛けた、
こちらも(ある意味)イッちゃってるクリエイター。
で、この2人のキチガイに、主演という立場でいじられる事になるのが、柳楽優弥。
「誰も知らない」の優しい子供から、ワイルドに変貌した、
こちらも(ある意味)イッちゃってるイケメン俳優。
(ある意味)イッちゃってる3人による、(ある意味)イッちゃってるドラマで、
よっぽどイッちゃってるね。
大阪芸術大学時代の焔モユル(モデルは島本和彦自身)。
漫画家を目指しつつ、アニメーターにも傾倒していて、
当時週刊少年サンデーで「ナイン」を連載していたあだち充や、
「うる星やつら」を連載していた高橋留美子を上から目線でこきおろした、余計に熱いバカ。
第1話では、同じく大阪芸術大学で学んでいたある人物が続々と登場。
庵野ヒデアキ
山賀ヒロユキ
赤井タカミ
のちにアニメ製作会社「ガイナックス」を立ち上げる中心人物の3人が。
ほかには、のちに「サンライズ」からアニメ製作会社「ボンズ」を立ち上げた南マサヒコも在籍していて、
島本和彦って、うらやまし過ぎだろ!
パラパラ漫画の課題で、庵野ヒデアキが完成度の高いパラパラ漫画を送りだしたことに、
モユルが打ちのめされ、リベンジを誓うが、
これまた課題で自主映画を作ったものの、モユルの作品に、庵野ヒデアキが「漫画だね」とこき下ろされ、
庵野ヒデアキが作った「帰ってきたウルトラマン」に、モユルが見事に打ちのめされ、かえり打ちに。
これが焔モユルを、将来の夢「漫画家」一本に絞った瞬間だった。
今回は、福田監督の情熱と、柳楽優弥の壊れっぷりがパネェすぎて、
こりゃ今クールのドラマで要注意な作品としてマークされた事は確実やな。
この福田監督の情熱に、小学館、大阪芸術大学、カラー(庵野秀明の個人事務所)も協力してくれた事、
この企画にGOサインを出したテレビ東京、電通、東宝映像事業部(”ドラマ24”のDVDの殆どを発売)も、
立派やな~って思ったわ。
くだらな過ぎてパネぇから、毎週チェックするわ。
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