『４剤併用禁止の骨抜きでデポ剤・内服併用多剤併用大量処方はどうにもならないレベルへ』

2014年のゼプリオン昇天注射・内服多剤併用大量処方は何の反省ももたらさなかった。

私は2014年54回中国四国精神神経学会：下関で「129人受け持ち患者、新規抗精神病薬単剤化率92.1％」と「保護室使用の難治患者12人のリスパダールコンスタ・デポ剤単剤」をベースに「ゼプリオン多剤併用昇天注射」のあてつけ発表をしてやったのだが。

「抗うつ薬・抗精神病薬４剤併用禁止」という大甘の多剤併用制限ですら日本精神神経学会自身が骨抜きにしてしまった。内服併用では致死的に危険なデポ剤が多剤併用大量処方を反省できない自称精神科医たちの選択肢として増えたままなのである。

最近、学会が電気ショックに熱心なのは、収拾がつかなくなった多剤併用大量処方を矯正することを諦めた結果ではないか。