カントリー娘。とは?

もともと、ハロプロにはカントリー娘。というグループがありまして、里田まいさんが所属していたことで知られています。半農半アイドルという屯田兵のようなアイドルで、プロデューサーは花畑牧場(生キャラメル)の人でした。

私がハロプロにハマったのは5年ほど前ですから、当時のことは詳しくありません。一般人としては、カントリー娘。にモーニング娘。のメンバーが加入(サッカーで言うところのレンタル移籍?)して音楽番組に出ていた記憶が、薄っすらとあります。

その後、カントリー娘。はメンバーが里田さん一人になり、その里田さんもバラエティー番組の活躍が増え、またニューヨーク・ヤンキースの田中投手とご結婚されたこともあって、長らく休止状態にありました。

今年、アップフロントはカントリー娘。の新メンバーオーディションに打って出ます。しかし、結果は「該当者なし」でした。
再生計画は、とん挫したものとばかり思われていたのですが……





なんということでしょう!

ハロプロ研修生の年長組2名に、モーニング娘。`14の12期オーディションを受けていた3名。ここに来春から無期限の活動停止に入るBerryz工房の嗣永さんを加えて、あっと言う間に再結成させたのです。

青天の霹靂とは、こういうことを言うのでしょうか?

該当者なしから、急転直下で再結成されたカントリー・ガールズ。
ハロプロ研修生はともかく、モーニング娘。を目指していた一般参加者を編入するというのは、かなりの荒業です。

これは妄想にすぎませんが、アップフロントは、今の時代にアイドルグループを1から作ることの難しさを(Juice=Juiceで)痛感したのでしょう。
カントリー娘。をカントリー・ガールズとして動かすことができれば、里田さんの名前が使える。過去の楽曲を使うこともできる。
里田さんの知名度・好感度は、モーニング娘。のOGたちと比べても、抜きん出ています。

しかし、里田さんはニューヨークで暮らしていて、日本にはいられない。
そこで白羽の矢が立ったのが、現役のハロプロメンバーで知名度抜群な“ももち”こと、嗣永桃子さんでした。


『カントリー娘。』改め『カントリー・ガールズ』について


グループの再結成を伝える、オフィシャルサイトの記事です。
今までのハロにない、100点満点に近い文章だと思います。

2015年春に活動停止するBerryz工房、嗣永桃子はアイドルグループの一員として日々多忙なスケジュールの中、大学に通い、教職を取り、バラエティー番組にも出演し、11年間、精一杯やり遂げました。しかし、まだ、嗣永桃子個人としてはアイドルを続けたい、という思いがありました。
世間に広く認知された「ももち」は皆に愛されてとても有難かった。子供が大好きで、教職免許も取得した嗣永はBerryz工房活動停止後の自分は、教育実習の経験も生かしながら、子供達を導いていけるようなアイドルを目指していきたいと言っています。


ここまで言われては、ファンは応援するしかありません。

つんく♂さんのプロデュースから離れたまま、ハロプロの枠内で活動するカントリー・ガールズは、アップフロントにとっても賭けです。
このプロジェクトが成功すれば、ハロプロは新しい時代に入るでしょう。
キッカケはともかく、やり甲斐のある仕事だと思います。

カントリー・ガールズの成否は分かりかねますが、メンバーに選ばれた皆さんの未来が明るいものになることを、心から願っています。

カントリー・ガールズに嗣永桃子(Berryz工房)ではなく、
嗣永桃子(カントリー・ガールズ)になる意味。


来春以降、無期限の活動停止に入るBerryz工房。
里田さんが(カントリー娘。)の看板を背負い続けたように、嗣永さんが「ももち」として活躍することで(Berryz工房)の看板も残り、またどこかで復活するかもしれない。
そんなベリヲタのセンチメンタリズム(エゴ)は、崩れ去りました。

嗣永さんのプロフィールは、Berryz工房から、カントリー・ガールズのプレイングマネージャーに塗り替えられます。

しかし、それで良かったのかもしれません。
活動停止後の「次」があるのは、ファンにとっては朗報ですし、メンバーの生活の安定にもつながります。