池田医師の班は厚労省自らが指定し設置させたもの。
大勢の患者を診て、薬剤による障害が起こっているという結果を出した班が、厚労省からはじき出されるという構図は、国民の健康を守る厚労省がすることではない。
これを意図的と言わずになんというのだろうか。
心因性としたいがために、結果を出した班を何事もなかったようにはじき飛ばす。
薬液が原因では決していけないという悪意を感じる。
苦しむ子供や家族に、厚労省はもっと苦しめと言っているのだろうか。
以下がTBSのニュースの記事である。
子宮頸がんワクチン、厚労省の新たな体制案に批判も
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2244537.html
記事転記いたします。
子宮頸がんワクチンの問題です。先週、副反応を訴える患者へのアンケートで、その半数が「神経内科」に通院しているという実態をお伝えしました。ところ
が、金曜日に開かれた厚生労働省の専門部会では、新たな診療体制案で「神経」に関する研究班が外される形となりました。今回の体制案に専門家などから批判
の声も上がっています。
7月4日、およそ4か月ぶりに開かれた子宮頸がんワクチンの副反応検討部会。発表されたのは、副反応を訴える患者の新たな診療体制案です。この案では、8か所の医療機関が追加され、体制を強化したと言います。
しかし、大きな問題が指摘されています。
「子宮頸がん予防ワクチン接種後の痛みの診療について」
これは、去年秋に厚生労働省が各都道府県に出した診療に関する通知です。「痛み」中心の愛知医科大学・牛田班と「神経」中心の、信州大学・池田班。もともとは2つの研究班で診療体制は作られていたのです。ところが今回の案は、痛み中心の研究班のみとなっています。
実は、神経中心の研究班は先月、副反応について新たな研究成果をまとめていました。それは副反応を「心身の反応」とした部会の結論に真っ向から反論するも
のです。患者の神経に「むくみ」などが見られることを証明しました。ワクチンの成分そのものに問題がある可能性を指摘しています。
今回の部会への出席について、厚生労働省から池田教授に連絡は一切なかったと言います。
「(『神経班』を外した厚労省の対応について)コメントする立場にない。(なぜ外されているのか)厚生労働省の担当に聞くのが一番いいのでは」(信州大学医学部部長・池田修一教授〔神経中心の研究班〕)
池田教授のもとには、今も副反応を訴える新たな患者が毎週訪ねて来ると言います。先週の部会では、痛み中心の研究班から「患者の7割は症状が改善している」と報告されました。しかし、池田教授は因果関係の解明を強調します。
「改善しているのはあくまでも手足の症状だけ。善しても非常にだるい、慢性疲労症候群も問題。何らかの神経コントロールの異常があるはず。何も異常がなく
てこれだけ共通に心因反応が起こるはずない。(症状の)きっかけ(原因)をつかむのが我々『神経内科』」(信州大学医学部部長・池田修一教授)
今回の部会の中でも、1人の委員から「なぜ新たな体制案には神経内科の医療機関がないのか」との意見が出ました。歩行や記憶障害などの症状が続く患者の母親も部会を傍聴し、疑問を持っています。
「本当に子どものことを考えていただきたい」(傍聴した患者の母親)
患者の支援に当たる弁護士は、今回の体制案の問題をこう指摘しました。
「1回は厚労省が『この2つ(“痛み”と“神経”)が診療体制』と指した病院。患者に何の説明もなく神経班を外してしまうのは本当に不当。患者無視。自分たち(部会)の結論に批判的な立場の人を排除したというふうにしか受け止められない」(水口真寿美弁護士)
厚生労働省は取材に対し、まずは痛みの研究班に窓口を一元化し、さらに必要があれば体制を考えていくとコメントしています。(08日21:46)
以上