『昭和天皇陛下の学ばれた教育勅語』

第百二十四代の昭和天皇陛下は、第百二十二代の明治天皇陛下以上に厳しい時代に在位され、国民とともに激動の二十世紀を生き抜かれた名君でした。
おそらく、昭和天皇陛下がおられなかったら、昭和二十年の終戦はもっともっと悲惨なものになっていたでしょうし、戦後の復興も、もっともっと遅れたことでしょう。...

国民のために一身をなげうたれたこのような名君が、一朝一夕になるはずはありません。
とうぜんながら、天皇陛下になられるための「帝王学」とくに少年時代のご教育にその根元があるはずです。
なおこの授業をお受けになられた時、昭和天皇陛下(迪宮裕仁親王殿下)は御年十三歳であられました。

世界の列強は日に月に激烈なる競争をなす。一日の怠惰は一日国運の退歩を意味するものなれば、国民たるもの、各自の職に対して勤勉怠らず、国力の発展に資せざるべからず…帝王としての鴻業…これ国運の発展に甚大の影響を与ふる…帝王の業には特に留意し給ふを要す。

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