こんにちは。谷口賢志です。
突然ですが昔話をします。
10年ほど前の話です。
ある晩、僕が地元の居酒屋でホルモン焼きを食べながら調子良く呑んでいると携帯電話がなりました。夜中です。「遊びに行こうよ」的な軽いノリの電話。電車が無い状態だと軽く断りを入れると、「迎えに行く」と。僕は一緒に飲んでいた友達たちに別れを告げ、居酒屋を後にしました。
泥酔状態。家の前で待っていると、勢い良くワンボックスカーが現れました。中に乗るといつもの面々が温かく迎えてくれました。この温かさが偽物だと気が付くのはもう少し先の話です。
いつも通りボーリングにでも向かうのであろうとノリノリではしゃいでいた僕を乗せたワンボックスカーはグングン進み、グングン進み、グングン進んで高速道路に乗りました。遠く。遠くまで。
そう、さらわれたんです。
そのまま、二泊三日です。
その後の行動は箇条書きにします。
・何故かジャージを買わされる。
・泥酔のまま早朝から本気ノック。
・炎天下の中でガチサッカー。
・とにかく酒を飲む。
・他、書けないこと多数。
…。
…。
…。
一言で包んで伝えるなら「合宿」です。
10年ほど前の話。今も素敵な思い出ですし、その時にその場に存在出来たことが、今の僕を作っていると確信しています。そして、その最高にバカな合宿の思い出の中でも、僕が一番覚えているのは、帰り道のサービスエリアでの会話です。
喫煙所。
ベンチ。
その人は言いました。
「賢志、三國志やるなら何役やりたい?」
聞いてきたのはもちろん…西田大輔さん。
その日以来。
僕の頭の中には必ず三國志がありました。
さあ。
いよいよです。
舞台「RE-INCARNATION」
三國志です。
10年待ち続けた想いが興奮で毎日はち切れそうです。新しい世界が広がっています。ワクワクです。ドキドキです。稽古場が楽しすぎてしょうがありません。楽しみすぎて申し訳ございません。
ただ、これはすごい作品になります。
新しく始まる物語の幕を、皆様と開く日を心待ちにしています。
全て、届けますからね。
最後に。
さらわれた10年前の自分にありがとう。
谷口賢志
10年ほど前の話です。
ある晩、僕が地元の居酒屋でホルモン焼きを食べながら調子良く呑んでいると携帯電話がなりました。夜中です。「遊びに行こうよ」的な軽いノリの電話。電車が無い状態だと軽く断りを入れると、「迎えに行く」と。僕は一緒に飲んでいた友達たちに別れを告げ、居酒屋を後にしました。
泥酔状態。家の前で待っていると、勢い良くワンボックスカーが現れました。中に乗るといつもの面々が温かく迎えてくれました。この温かさが偽物だと気が付くのはもう少し先の話です。
いつも通りボーリングにでも向かうのであろうとノリノリではしゃいでいた僕を乗せたワンボックスカーはグングン進み、グングン進み、グングン進んで高速道路に乗りました。遠く。遠くまで。
そう、さらわれたんです。
そのまま、二泊三日です。
その後の行動は箇条書きにします。
・何故かジャージを買わされる。
・泥酔のまま早朝から本気ノック。
・炎天下の中でガチサッカー。
・とにかく酒を飲む。
・他、書けないこと多数。
…。
…。
…。
一言で包んで伝えるなら「合宿」です。
10年ほど前の話。今も素敵な思い出ですし、その時にその場に存在出来たことが、今の僕を作っていると確信しています。そして、その最高にバカな合宿の思い出の中でも、僕が一番覚えているのは、帰り道のサービスエリアでの会話です。
喫煙所。
ベンチ。
その人は言いました。
「賢志、三國志やるなら何役やりたい?」
聞いてきたのはもちろん…西田大輔さん。
その日以来。
僕の頭の中には必ず三國志がありました。
さあ。
いよいよです。
舞台「RE-INCARNATION」
三國志です。
10年待ち続けた想いが興奮で毎日はち切れそうです。新しい世界が広がっています。ワクワクです。ドキドキです。稽古場が楽しすぎてしょうがありません。楽しみすぎて申し訳ございません。
ただ、これはすごい作品になります。
新しく始まる物語の幕を、皆様と開く日を心待ちにしています。
全て、届けますからね。
最後に。
さらわれた10年前の自分にありがとう。
谷口賢志