- エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守/講談社
石川智健 - 殺人事件の謎解きものだけど
その構造はちょっとおもしろい。
行動経済学を入れた観点も多少目新しい。
途中でだんだん結末がわかってくるけど
いい感じに楽しめると思うよ。
ただ、その新しい観点を強調するために
周りがみんなすごく頭が悪いヤツばっかり。
周りが極端な反応をすることで、
主人公または珍しいアプローチを強調したかったんだと思うが
やり過ぎても効果は上がらないよね。
突飛なこと自体で読者を驚かせばいいのであって、
周りが驚いている記述を入れても読者の驚きを補完することにはならないと思うんだよなー。
本書に限らず。