2014年03月17日(月) 
テーマ:

予算特別委員会(衛生費)


HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)については副反応の報告が全国から相次ぎ、厚労省が積極的に接種をすすめることを中止して以来、厚労省の専門部会で、副反応とワクチンの関連性についての審議が続いています。


このような中、区内でも昨年6月以来、1回目の接種を受けた方は2名に留まっています。


しかし、26年度予算には子宮頸がんワクチンの接種費用として延986人分約1600万円が計上されました。一人3回が原則ですので、986÷3=約328(人)


この数字はだいたい1学年の住基数(対象者)にあたります。


つまり、4月からHPVワクチン接種を”積極的に勧める”ことを前提にしているのです。


私は以下の理由からワクチンの拙速な接種再開に反対しました。


①厚労省は子宮頸がんによる20代・30代の死亡者数が増加していると、若年者の不安感をあおっているが、実際は20代・30代合わせて死亡数は全国で191人。全体(2712人)の7%。

しかも”増加”の実態とは、H21年の190人からH24年の191人。”1人”の増加。


②HPVワクチン(サーバリクス)の現在確認されている効果は9.4年。

効果が10年に満たないワクチンを15歳の少女に接種させている。


③しかもこのワクチンはHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染を予防するワクチンであり、子宮頸がんそのものを予防する効果は証明されていない(厚労省)


④副反応検討部会は、現在全国から報告されている副反応について、「心の問題」としており、明確な関連性は否定している。

つまり、このままでは、ワクチン接種による被害者は、国の「救済制度」により救済される保証はない。


⑤欧米から緊急来日した米・仏・加の研究者から報告された、外国におけるHPVワクチン被害者の研究結果が十分に検証されていない。


⑥ベネフィットに対するリスクが大きすぎる


⑦20歳からの定期的な子宮がん検診(区の助成により無料)により、早期発見が可能。

子宮頸がんは早期発見で、”概ね100%治癒する”(H25年3月28日、厚生労働委員会、健康局長答弁。


つまり、中央区としては副反応のリスクの高いワクチン接種より、検診受診率を100%にするよう努めるべきなのです。



子宮頸がんワクチン接種再開の前にやるべきことがある!

2014年03月01日(土)
 

テーマ:


今、定例会の一般質問のご報告。

まずは子宮頸がんワクチン問題。一般質問で取り上げるのは2回目。

2月26日の副反応検討部会では”積極的勧奨の再開”について
結論は先延ばしになったものの、
厚労省がその方向に向かっていることは明らかです。

○個人受益の性格が強いHPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)
 が、集団予防や重篤な疾患の予防に重点を置く「A類疾患」なのはおかしい。

○重篤な副反応の発生件数が、ヒブワクチン、日本脳炎ワクチン、
不活化ポリオワクチンなどど比べても各段に高い。

○現在起こっている副反応について、”心因的”つまり心の問題と結論しているが、
海外の研究者による”アルミニウムアジュバンドに誘発された自己炎症・自己免疫症候群”との説について、十分な検討が必要。

○厚労省が指定した全国17の大学病院でも、被害者からの報告によると
充分な検査もないまま、心の問題が原因と言われ、精神的な問題として片付けられる。充分な治療もしてもらえない。(治療法がない)との説明のあと、
今後区は

①区内での子宮頸がんワクチン接種にどのように取り組むか?

②区内医療機関への指導

③被害者が出た場合の対応について

④区内全接種者1347人の追跡調査の実施について

通告したこれらの質問には予想通りの区長答弁。
”HPVワクチンが定期接種になった以上、厚労省の通告に従い自治体はその施策を粛々と進める”

追跡調査についても”必要ない”との答えでした。

しかし、自治体として何をなすべきか?
それが、昨年の鎌倉市に続き、広がっている全接種者の追跡調査です。

各自治体の追跡調査によると、おおむね
何らかの体調変化があったのが約40%
その症状が今も続いている約4%。

これはグラクソスミスクランがHP上で発表している
”臨床的に重要な症状”の発現率 40%
”重篤な有害事象の発現率” 4、2%を裏付けています。

中央区では任意接種開始以降、
昨年の積極的勧奨の中止までは、

区や医療期間で”必ず3回接種しないと効果がない”と指導しているにも関わらず
全接種者の約9%の女の子が、接種を中断していることがわかりました。

この9%という数字を区は重く受け取める必要があります。
接種のあと、何か痛みか体調の変化があり、
もう打ちたくない、とからだが言っているのです。

実際、他自治体でも追跡調査をやって初めて、
体調の変化が副反応であると気づいた被害者もいるのです。

今、自治体ができること。
全接種者の追跡調査で、副反応の実態を明らかにする。
そして、ワクチンと副反応の関連性を明らかにし、
治療法を確立することを国に要望する。

その前の拙速なワクチンの積極的勧奨再開には反対です。




子宮頸がんワクチンの副反応は「心因性」ではありません。

2014年02月25日(火)
 
テーマ:
子宮頸がんワクチンの副反応は海外でも報告されています。
そして、その原因についてもかなり研究が進んでいます。
そこで海外の研究者を招いての勉強会
「子宮頸がんワクチンの重篤副反応に関するシンポジウム」に参加しました。

簡単にまとめると・・・
日本では、ワクチンは従来、生物学的製剤使用に関する基準を定めた規則により皮下接種がなされたきた。
また日本でこれまで不活化ワクチンに使用されてきたアジュバンドは純粋な水酸化アルミニウム
このアジュバンドは他の物質との合剤ではなく他の混入物を含んでいない。
ところが子宮頸がんワクチンは強力かつ非常に特殊なアルミニウム・アジュバンドを使用している

多種多様な副反応はこのアジュバンドによって惹起された、
中枢神経系への障害の結果としての脳障害、
さらに末梢神経における自己炎症・自己免疫症候群ということができる。

炎症は本来、生物が自己の体の組織の修復をおこなう際に起きる自己防御システムだが、
子宮頸がんワクチンでは、激しい副反応を起こす主要な要因となって、
重篤な疾患を起こし続けている。


この研究結果が示すものはなんでしょうか?
厚労省の副反応検討部会は今日、どのような結果をだすのでしょうか?




人気ブログランキングに参加しています。
↓政治家ボタンをクリックで応援お願いします。