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地元に密着、

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司法書士の小林依里子です。

遺言書の検認とは?

前回の復習です。

検認とは、相続人に対し遺言が存在すること、

および、その内容を知らせるとともに、

遺言書の検認の日における遺言書の内容を明確にし、

遺言書の偽造・変造を防止するための手続です。

公正証書遺言以外の方式の遺言書

(自筆証書遺言と秘密証書遺言)

を保管している人、または、こ

れを見つけた相続人は、

遺言者が亡くなったことを知ったあと、

すみやかに遺言書を家庭裁判所にさしだし、

遺言書の「検認」を請求しなければなりません。

また、封印のある遺言書は、

家庭裁判所で相続人などの立会のうえで、

開封しなければならなりません。

では、今回は、具体的な手続きを説明してゆきます。

①遺言書の検認の申立て

だれがする?

遺言書の保管者、もしくは、

遺言書を見つけた相続人です。

どこにする?

遺言者の最後の住所地を管轄する家庭裁判所です。

通常は、住民票上の住所地を管轄する

家庭裁判所ということになるので、

柏市なら、千葉地方・家庭裁判所松戸支部になります。

管轄はコチラ(裁判所HP)⇒http://bit.ly/25WhMoI

どうやってする?

「遺言書検認申立書」や

その他の必要書類を用意して、

家庭裁判所に申立てをします。

※必要書類は後述します。

費用はどれくらい?

・遺言書（封書の場合は封書）1通につき収入印紙800円分

・連絡用の郵便切手（例：切手 80円×相続人の数×２枚）

　注）郵便切手については、各家庭裁判所で異なる場合がありますので、

　　　管轄の家庭裁判所へご確認してください。

②検認期日の通知

家庭裁判所は、遺言書の検認の期日を

すべての相続人に通知します。

この期日は、申立てから1ヶ月以上、

先の日になることもあります。

また、通知を受けた申立人以外の相続人が

期日に出席するどうかは、

それぞれの判断に任されており、

全員がそろわなくても手続きは

検認の手続きは行われます。

③検認の実施

検認期日には、必ず遺言書を持ってゆきます。

そして、出席した相続人などの立会のもと、

封筒を開封し、遺言書を検認します。

検認では、日付、署名、押印、内容など、

遺言の方式に関する全ての事実を調べ、

その結果が、検認調書に記載されます。

④検認済証明と遺言書の返却

検認の手続きが済むと、

遺言書に「検認済証明書」を付けて返されます。

検認済証明書は、

遺言書にホチキスなどでとめられ、

割印（契印）されています。

検認済証明書は、

裁判所書記官によって作成されます。

「平成２８年（家）第１２３４号 遺言書検認審判事件」

のように事件番号がつけられ、

「この遺言書は平成２８年○月○日に検認されたことを証明する。」

というような文言が書かれています。

⑤検認済の通知

検認に立ち会わなかった申立人、

相続人、受遺者などに

遺言書の検認がされた旨の

通知がされます。

以上、遺言書の検認手続きの流れです。

申立に必要な書類については、

次回に、説明します。

※個別のケースにつきましては、

当事務所では、無料にて質問や相談を

承っております。

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