横浜アリーナでのモーニング娘。'14コンサートツアーファイナル。開演の15分も前にオープニングアクトがスタート。

Juice=Juiceは「背伸び」。ユウヤ君ではないカナトモを見るのが不思議な感じ。

続くスマイレージは9人で初のパフォーマンス。「エイティーンエモーション」でしたが、人数が多いと迫力がだいぶ違います。むろたんは少し控えめなダンス。めいめいのバッサリ切った髪型も初めて実際に見ました。

新リーダーの発表。
ふくちゃんは既定路線。娘。では初の高校生リーダーですね。はるなんとのWリーダーもあるかなと思っていましたが、はるなんはサブリーダー留任。そしてえりぽんがサブリーダー昇格。これは予想外でした。

さらには「彼と一緒にお店がしたい!」の途中でさゆが敢行したりほりほへの公開KISSは、客席から観ていてもびっくり。「してやったり」のさゆの顔が何ともかわいらしかったです。

さゆの足に異変が起きたのは「ラララのピピピ」から。一瞬、顔を引きつらせ、ほとんど立ち位置を変えずに歌っていました。

その後のメドレーでは、さゆがメインステージに残り、残り9人がアリーナ中央のステージでパフォーマンス。「さゆが遠くから見守っている演出」かとも思いましたが、実際は痛みで動けなかったようですね。さゆの穴を感じさせずに踊る9人。

つんくPのブログによると、足をつったようです。ラストの曲紹介で、涙ぐむさゆ。きっと悔しかったんだろうね。

アンコールの「見返り美人」。さゆはMVそのままの着物姿。「いい女」でした。

このとき、12期の4人もマイクを持たずダンスだけ参加。しっとりした歌なのに、まりあがぴょんぴょん跳び跳ねるようにリズムを取っていたのがちょっと残念。

曲終わりで再び痛みに耐えかねて、ライトを落とすよう求めるさゆ。メンバーがさゆの辛い表情を見せないようにさゆを取り囲んで、客席に対しては励ましのさゆコールを要求。9人のあたたかい気持ちを感じました。

メンバーからの挨拶では、「泣かない」と宣言していたまーちゃんが途中まで頑張ったけど、最後に号泣してしまいました。頑張っている姿が意地らしい。

さゆの挨拶も、心を打ちました。「ステージに自分の立ち位置はあるのに、居場所が無いと感じた。モーニング娘。に自分は要らないのかなと思った」。ここまで追い詰められても、諦めずに腐らずに自分を貫き通したところが、この人のすごいところだと思います。

「さゆみのファンは変な人の集まり」と言い切るところもすごい。笑いで包んでいましたが、感謝の気持ちがこもっていました。今までの誰より、見事な挨拶でした。

さゆが最後にソロで歌った「赤いフリージア」はオーディションの課題曲でしたね。当時の映像と比べると、歌声は格段の進歩。

コンサートの後の映像も素敵でした。コンサートツアーでのメンバー紹介映像は、さゆの座るソファーにメンバーが1人ずつ集まる映画のような作りでしたが、今度は1人ずつ席を立つ映像。最後にさゆが手に持っていた本をソファーに置き、自らも席を離れる。その本の表紙には「4329days」の文字。伝説が静かに幕を下ろしました。