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長崎市出身ですが、
骨盤出身でもあります!!



さて、
せんじつ身体均整師会の全国講習会で、
分娩前後の骨盤についてお話ししてまいりました。

そのなかで、
古人骨は語る―骨考古学ことはじめ (角川ソフィア文庫)/角川書店

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から出産痕を引用して、

恥骨結合の出産痕、妊娠痕

耳状面の出産痕、妊娠痕


経膣分娩時のショックに想いを馳せました。

じつは、
この恥骨結合と耳状面というのは、
分娩前後骨盤痛の二大好発部位なのです!!

しかし、
この本でももうそれが当たり前かのように扱われていましたが、
恥骨結合と耳状面に刻まれた傷が、
ほんとうに出産のダメージなのかどうか、
まだ確定していないということでした。

なんと現代女性にははっきりとみられない痕跡なのだそうです。

そこで、
現在そのへんどうなのか知りたくて、
またまた検索かけまくってみました。


妊娠痕について→
>>縄文時代の出産率と寿命 ––骨からの推定––日本大学松戸歯学部 五十嵐 由里子
“女性人骨については、寛骨の耳状面前下部に現 れる「妊娠痕」(図2)の発達の程度から、その女性の妊娠回 数が「多かった」か「少なかった」か「なかった」かを推定できる。”


出産痕をあてにしている→
>>縄文前期の人骨が青森県つがる市の貝塚で見つかる 縄文前期の人骨出土/つがる 2012年9月3日 東奥日報
“人骨は縄文前期の円筒下層式土器を含むヤマトシジミ主体の貝層に覆われて、地表から約15センチ下に埋まっていた。頭蓋骨の一部を含むほぼ全身の骨(膝から下を除く)が残っていた。骨盤の骨の形と出産痕から、成人女性の可能性が高いと判断した。”


これは現代インド女性のもの???→
>>現栖古生物研究所
“論文から予想していた通り,本所見は妊娠痕(出産痕)と確認できた.”


という感じでみつかりまして、
確定したという記述はみつけられませんでしたが、
この痕跡が分娩時のダメージだということで研究は進んでいるようです。

これなんかは、
2011年に口頭発表されたという記録で、
>>腸骨上の妊娠出産痕と妊娠出産回数の関係 第65回日本人類学会大会 2011/11/06

研究は続いているんですね☆


あとぼくの方からは、
骨盤痛の好発部位との一致に加えて、
骨盤帯―臨床の専門的技能とリサーチの統合/医歯薬出版

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の資料から、
恥骨内臓筋が高率で剥離する部位とも一致するという指摘をさせてもらいました。

恥骨結合部の出産痕と 「経膣分娩時の剝離部位」


で、
もちろんそんなつらい骨盤痛も、
そもそもちゃんとした施術を受けておけば苦しむ確率をさげることができるんだよ、
ということを話しました。
>>「ベストなのは妊娠前に均整法をうけておくこと」






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